NBO Nagoya Buru-Orenji

名古屋市出身の30代4人組で活動している ボードゲーム制作サークル 【NBO Nagoya Buru-Orenji】です。 特技・趣味・仕事すべてバラバラな 凸凹カルテットですが、 高校時代から培ってきた阿吽の呼吸と、 『期日厳守』『役割完遂』など 持ち前のサラリーマンスキルを活かしながら、 「社内政治ボードゲーム3部作」を制作中。 初作品「稟議王」に続く2部作目は、 会議室の光と闇を題材にした 「会議室の狩人」&「会議室の深淵」

【稟議王】遊び方説明3:業務遂行フェイズ(その1)
2022/3/5 15:50
ブログ

いつも大変お世話になっております!

サークルNBOのオゴロゴロンです!

 

本日は、「稟議王〜ハンコの時代は終わらない〜」の遊び方説明の第3回目として、

3つ目のフェイズである「業務遂行フェイズ」について、ご紹介します。

ゲーム概要はこちら

 

遊び方説明1:ゲームの準備

遊び方説明2:始業フェイズ&打合せフェイズ

 

3.業務遂行フェイズ

さて、現状としては、「始業フェイズ」でやるべき仕事(=業務遂行カード)が増え、

「打合せフェイズ」で頼れる同僚が加わった状態かと思います。

 

次はいよいよ、稟議王を目指す上での最重要フェイズである、

「業務遂行フェイズ」が始まります。

 

業務遂行フェイズでは、以下の3つの行動のうちから、

いずれか1つだけを選択して、必ず実行しなければなりません。

 

①業務遂行カードを自ら使用する

②業務遂行カードを他のプレイヤーに押し付けて使用させる

③稟議ポイント[RP]を上司の承認印と交換する

 

ではここから、3つの行動について具体例を挙げながら説明していきます。

 

3ー①.業務遂行カードの使用

基本的には、始業フェイズで自分に回ってきた業務は、

自ら遂行した方が上司の覚えも良いはずです。

 

ですから、自分にとって有利になる可能性のあるカードは、

積極的に使用していきましょう。

 

例えば、以下の「事前説明」です。

 

皆さんも、課長から稟議書を回議してもらう前に、

その上の部長のところへ、直接補足説明に行かれたことがあったりしませんか?

 

「そいつが上司のおぼしめしなら、稟議はなんのためにあるんだ」

……哲学的な命題ですね。

 

しかも、説明のしかた、または部長の機嫌のいずれかがマズかった場合

(=サイコロを振って5or6だった場合)には、

提案することすら許されず、RPを稼ぐことはできません。

 

もちろん、サイコロの目の影響を受けない業務遂行カードもありますが、

仕事の成否は実力だけでは決まりませんからね……

 

「他にはどんな業務遂行カードがあるんだろう?」と思われた方は、こちら

 

3ー②.業務遂行カードの押し付け

さて「事前説明」は、失敗したとしても

何の成果も挙げられなかっただけで済みますが、

業務遂行カードの中には、明確なマイナス効果を持つカードもあります。

 

例えば、こちらの「クレーム処理」です。

 

このカードを自ら使用してしまうと、

次のターンが丸ごとスキップされてしまいます。

 

結果として、社内政治において他のプレイヤーに

圧倒的な遅れを取ってしまいますので、

何とかして仕事を押し付けたいところです。

 

この業務の押し付けが成功するかどうかには、

サイコロの目と、所属部署ごとの力関係が影響してきます。

 

例えば、営業部のプレイヤーなら「すみません、顧客からのクレームなんですけど、

製品の詳細については、ちょっと当方では分かりかねるものですから……ね?」

と生産ラインに押し込むことに慣れている(※個人の感想です)ので、

製造部のプレイヤーに対して押し付けやすくなっています。

 

もちろん、特定の部署だけ立場が弱いということはなく、

基本の3部署は、以下のような3すくみの関係になっています。

これらの部署以外にも、「どこの部署にも仕事を押し付けやすいが、

逆に押し付けられやすくもある」総務人事部など、

様々な特徴を持つ部署同士が火花を散らす……そんな社内環境になっています。

 

なお、稟議王というゲームの中では、競合他社の陰は見えてきません。

非常にドメスティックな環境の中で、雌雄を決していただきます。

 

また、「クレーム処理」は何故か赤色の枠になっていることに気づかれたと……

おっと、思ったよりもブログが長くなってしまいました。

 

これ以上は時間外勤務になってしまいますので、

中途半端ですが、今回はここで締めくくりにしたいと思います。

ほら、業務遂行よりも働き方改革が優先なんでしょう?

 

次回のプログでは、「業務遂行フェイズ」について、引き続き解説していきます。

またご覧くださいますと幸いです!

Twitter

YouTube