NBO Nagoya Buru-Orenji

名古屋市出身の30代4人組で活動している ボードゲーム制作サークル 【NBO Nagoya Buru-Orenji】です。 特技・趣味・仕事すべてバラバラな 凸凹カルテットですが、 高校時代から培ってきた阿吽の呼吸と、 『期日厳守』『役割完遂』など 持ち前のサラリーマンスキルを活かしながら、 「社内政治ボードゲーム3部作」を制作中。 初作品「稟議王」に続く2部作目は、 会議室の光と闇を題材にした 「会議室の狩人」&「会議室の深淵」

【稟議王】遊び方説明4:業務遂行フェイズ(その2)&終業フェイズ
2022/3/13 13:35
ブログ

いつも大変お世話になっております!

サークルNBOのオゴロゴロンです!

 

本日は、「稟議王〜ハンコの時代は終わらない〜」の遊び方説明の第4回目として、

3つ目のフェイズである「業務遂行フェイズ」の説明の続きと、

4つ目(=ターンの最後)の「終業フェイズ」のご紹介をさせていただきます。

ゲーム概要はこちら

 

遊び方説明1:ゲームの準備

遊び方説明2:始業フェイズ&打合せフェイズ

遊び方説明3:業務遂行フェイズ(その1)

 

3.業務遂行フェイズ(おさらい)

さて、繰り返しのご説明になりますが、業務遂行フェイズが始まる前には、

「始業フェイズ」でやるべき仕事(=業務遂行カード)が増え、

「打合せフェイズ」で頼れる同僚が加わった状態になっていると存じます。

 

そして、業務遂行フェイズでは、以下の3つの行動のうちから、

いずれか1つだけを選択して、必ず実行しなければならない、

ということをお伝えしておりました。

 

①業務遂行カードを自ら使用する

②業務遂行カードを他のプレイヤーに押し付けて使用させる

③稟議ポイント[RP]を上司の承認印と交換する

 

このうち、「①業務遂行カードの使用」は、

稟議ポイント[RP]を獲得できる、など

自分に有利な効果のカードを使っていくアクションです。

 

(例:事前説明)

 

他の業務遂行カードの例は、こちら

 

一方で、「②業務遂行カードの押し付け」は、

自分では使いたくないカードや、

相手を邪魔できるカードなどを無理やり使わせ、

他のプレイヤー側で効果を発動させるアクションです。

 

(参考:部署ごとの優位劣位)

 

ですから、基本的には

「真面目に業務をするより、邪魔した方が今は得だな」とか、

「あいつ部長の覚えがめでてぇな……潰すか?」といった

場面において、戦略的に行うべきアクションです。

 

しかし、会社における業務というのは、

自分が考えるベストな時期・手順において

遂行できるものとは限りません……

 

3-Ex.「即時使用カード」

前回ご紹介した「クレーム処理」は、

カードデザインが赤色になっており、

「即時使用」というテキストが明記されています。

 

このような「即時使用カード」は、

稟議王の業務遂行カードの中で4枚だけ存在する、

何よりも優先して遂行されるべき業務です。

 

 

したがって、これらのカードをドローしたプレイヤーは、

他の業務遂行カードを持っていたとしても、即時使用カードを

「①自ら使う」か「②誰かに押し付ける」必要があります。

 

……「③承認印の獲得」はできないのか?

ハンコ押してる場合だと思います?

 

なお、即時使用カードの中には、

全てのプレイヤーに等しく理不尽をもたらし、

自ら使おうが誰かに押し付けようが結果は変わらない、

というものもあります。

 

そうしたカードを引いた時は、諦めて粛々と取り組んでください。

(例:不本意なワークシェアリング)

 

3-③.承認印の獲得(RPとの交換)

業務遂行フェイズの最後の選択肢が、承認印の獲得です。

「稟議王」の勝利条件は、あくまでも社長印を取得することです。

 

社内政治の小競り合いが楽しくなって本来の目的を見失うと、

第三者に出し抜かれることも少なくありません。

 

業務ばかりせず、きちんとハンコも集めてください。

……私は、間違った説明はしていません。

 

えっ、定常業務をこなした上で、ハンコも獲得できないか、ですって?

やたがらす人材とかマルチタスク処理者とか、令和のおとぎ話に過ぎませんよ?

 

このように、業務遂行フェイズで選択できる行動は常に1つだけですから、

「稟議王」を目指す上では、いつ業務をして・どのようにRPを稼ぎ・

いつハンコをもらうか、という状況判断が、カギになります

 

決め手のタイミングで即時使用カードを

ドローしないように祈りながら、最善を尽くしてください。

 

4.終業フェイズ

最後の終業フェイズでは、手札枚数の調整を行います。

 

業務を1人で抱えるとキャパオーバーになりますから、

手札の業務遂行カードが4枚以上になった場合は、

3枚になるようランダムに(≠選択して)廃棄する必要があります。

 

手札がキャパオーバーになるのは、

ハンコ取得を優先して業務がおそろかになった場合や、

業務遂行カードの効果で手札が増えていた場合などです。

 

(参考:出張手当)

 

しかし、適当な業務を闇へ葬ったはずなのに、

会社は今日も平常運転……日本企業の七不思議の一つですね。

 

以上、ここまでの4つのフェイズを合わせて1つのターンとし、

プレイヤーごとにターンを回していく中で、

社長の承認印を最も早く獲得したプレイヤーが勝者となり、

「稟議王」を名乗ることを許されます。

 

これで、稟議王の基本的な遊び方の説明は終了です。

 

次回のブログでは、各種カードの補足説明(特に、部署ごとの特殊能力)や、

「稟議王」を目指す上での社内政治のコツなどについて、ご紹介する予定です。

またご覧くださいますと幸いです!

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