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出展コメント
簡単で革新的なルールに高い戦略性を持つゲームを追求します。
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- Odyssey : The Prophecy. 目標をランダムに配る理由
- こんにちは、Geonilです。今回の東京ゲームマーケットでは、土曜日に『Odyssey』で出展します。今回はあえて『Odyssey』に追加モード「The Prophecy(予言)」を加えた理由、そして目的がランダムに与えられる仕組みについて、ご説明したくブログ記事を書くことにしました。 私は常にトリックテイキングにおける「目的」について考えています。トリックをバランスよく取ること、特定のパターンを揃えること、獲得したカードの分配について悩ませること――こうした新しい目的こそが、トリックテイキングゲームを新しくする本質だと考えています。 『Odyssey』は、自分の手札を出すか、それともトークンを使って中央のカードを出すかの選択が非常に重要なゲームです。トークンを使えば、リードスートを避けやすくなりますが、同時にそのスートが新たな切り札(トランプスート)になるという能力であり、リスクでもあります。 そのため、トリックを「予測」することには実はあまり大きな意味がありません。なぜなら、プレイヤーの選択によって、トークンを使ってリードすることでカードを捨てることも、逆にリードスートを回避してトリックを取ることもできるからです。最終的には、プレイヤーのその瞬間の判断が非常に重要な意味を持つゲームだからです。 その代わりに、私がより重要だと考えたのは、「総トリック数が目的より多いか少ないか」という点です。 これはゲームの流れそのもの、つまりトリックの希少性や価値を根本から揺さぶる要素となります。このトリックを今は避けるべきか、それとも取るべきか――そうした根本的なジレンマを生み出す構造が、まさにこの仕組みです。そして私は、そこにほんの少し新しさを加えました。「もし、目的が決まっているのに、お互いにその内容が分からなかったとしたら?」 この数字をすべて足すと11になります。全9トリックで進行するゲームにおいて、目的カードは1枚余ることになります。つまり、どのカードが抜けたかによって、プレイヤー全体の目的の合計が変化するのです。そしてこのことが、本質的にゲーム内でのトリックの希少性を決定づける要素となります。 しかし、それらは秘密です。プレイヤーたちは「自分の目的」以外は知りません。ただし、自分の目的を達成したプレイヤーは、その瞬間に目標カードを公開します。ゲームが進行するにつれて、少しずつ明らかになっていく真実……果たして、総トリック数は多すぎたのでしょうか?それとも足りなかったのでしょうか?あるいは、ちょうどよいバランスだったのかもしれません。私は、この「徐々に明らかになる構造」が生み出す緊張感が、とても魅力的だと気づきました。本来なら取れたはずのトリックを、あえて見送るプレイ――そこには、いったいどんな思惑が隠されているのでしょうか? これこそが、私が『Odyssey』に「The Prophecy」を追加した理由です。私はこのゲームに、確かな革新性が込められていると自信を持って言えます。ぜひご注目いただければ幸いです。 ルールブック : https://gamemarket.jp/game/185282予約 : https://forms.gle/fv36t71MxAN6BghSA
- 2025/4/25 4:37
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- 『Odyssey』の実物写真を公開します。
- こんにちは。今年『Odyssey』で出展するSchemersのGeonilです。 現在『Odyssey』は工場での生産をすべて終え、あとは出荷を待つばかりの状態です。そして工場から完成品の写真が送られてきました。写真の角度や色味が少し暗めですが、その点をご理解のうえでご覧いただけると幸いです。 近日中に到着次第、改めて写真を撮って掲載いたします。『Odyssey』は現在予約受付中です。https://forms.gle/fv36t71MxAN6BghSAゲームのルールブックはこちらからご確認いただけます。https://gamemarket.jp/game/185282ぜひ多くのご関心をお寄せください!
- 2025/4/19 19:11
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- 『Odyssey』の予約受付を開始します!
- こんにちは、Geonilです。これまで『Ptolemy』、『Hipparchus』、そして『The Phantom of the Opera』と、休むことなくゲームを制作し、東京ゲームマーケットに出展してきました。そして1年ぶりの新作、『Odyssey』をお届けします。 そしてこのゲームは、私が初めて手がけた「多人数用トリックテイキング」でもあります。これまでは常に1対1のゲームばかりを作ってきましたが、今回は自分自身に変化をもたらす第一歩となる作品です。また、これまでで最も多くの木製コンポーネントを使用したゲームでもあります。 このゲームには、初心者の方とも一緒に遊べる基本ルールが用意されています。Schemersのゲーム史上初めて「かんたん」な難易度を持つ作品となりました。そして、トリックテイキングを楽しむマニア向けには、追加ルールも別冊のルールブックとしてご用意しています。ルールブックはこちらからご覧いただけます。https://gamemarket.jp/game/185282 そして現在、このゲームの予約を受け付けております。ぜひご注目ください。https://forms.gle/6TkdX8SjajbucCRP7
- 2025/4/18 20:28
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- 『Odyssey』の神託の紹介。
- こんにちは。今回の東京ゲームマーケットに『Odyssey』で出展するGeonilです。今回は『Odyssey:The Prophecy』についてご紹介したいと思います。『Odyssey』は、中央のオリュンポス領域からカードを取ってくるというルールによって、シンプルながらも戦略的に楽しめるトリックテイキングゲームです。 しかし、より緊張感のあるゲームを楽しみたい方のために、追加モジュール「The Prophecy」をご用意しました。これは、従来の固定された目標から離れ、各自のトリック目標を非公開でプレイするためのモジュールです。 そして、各自のトリック目標は「ランダム」に決定されます。ただし、これは絶妙なバランスで設計されているため、違和感なく緊張感あふれるゲームをお楽しみいただけます。 トリックの予言は、固定された予言カードのセットから提供され、必ず1枚だけ余るようになっています。この余ったカードの数字によって、トリックの合計は「ちょうど1トリック足りない」もしくは「2トリック余る」といった状況になります。しかし、その内容はゲーム開始時にはプレイヤーにはわかりません。 しかし、誰かが自分の目標を達成した瞬間、自身の予言カードを公開します。これにより、ゲームが進むにつれてトリックが足りているのか、足りていないのかが徐々に明らかになっていきます。その中で、プレイヤーは欲を出して勝負に出るのか、安全策をとって様子を見るのかを選ばなければなりません。この駆け引きは、本作特有の「オリュンポス」からカードをプレイするシステムと組み合わさることで、ゲーム後半の一瞬の判断が勝敗に大きな影響を与える展開になります。 ハデスの領域に足を踏み入れたオデュッセウスに、予言者テイレシアスはどのような神託を授けたのでしょうか?その秘密は、『Odyssey:The Prophecy』でぜひ確かめてみてください。
- 2025/4/16 21:00
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- Odyssey : The Prophecy
- オデュッセウスは冥界、すなわちハデスの領域へと降り、予言者テイレシアスの神託を受けます。皆さんも同じように、予言者の神託に導かれて帰郷の旅を始めることになります。ですが、ご注意ください——すべての神託が必ずしも実現するとは限りません。 https://gamemarket.jp/blog/192079 , https://gamemarket.jp/blog/191996 , https://gamemarket.jp/blog/192010 , https://gamemarket.jp/blog/192044
- 2025/4/12 22:51
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