植民地戦争+α @chiyakazuha

ブース概要
歴史ロマンを感じるテーマの中量級ゲームを作っています。今までの代表作は樹ブロック、ローマの力、神倭のくに、紅茶ロマン紀行 です。
その他
http://www.ac.cyberhome.ne.jp/~usa_neko/1800_v2/sheet1.htm
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- ジョスーシを作ってみて…
- ジョスーシは、我が家でものの数え方の助数詞について話題になり、あるものを数える助数詞が複数あったり、逆に色んなものが同じ助数詞で数えることから、組み合わせが多対多になる関係に気が付いたことがきっかけです。これを「神経衰弱」にしたら面白いかも!と思って、早速モックを作って遊んだところ、良さそうだったのが制作の初まりでした。 いつもは中量級ボードゲームを中心にメカニカルなゲームを作っているのですが、今回はシステムは単なる「神経衰弱」のゲームです。しかも、前作が「梅色あわせ」と言うタイル配置のメカニカルなゲームであるものの軽量級ゲームだったので、連続して短時間のゲームを作るのもどうかと思案しましたが、「思いついた」と「作りたい」を優先してしまいました。同人ゲームなんでそうやって商売を無視して作るのも良いでしょう?作っているときは、助数詞の勉強と言う知育的な側面を意識し、子供でも遊べるように、ふりがなを大きめに付けたり、絵柄も分かりやすく、児童書的なものにしました。しかし、出来上がって遊んでみると以外にも大人の方にハマることが判明しました。大人なら、かなりの助数詞を知っています。ラーメンならどんぶりなら1杯、麵だけなら1玉、ラーメン屋で店主が提供するなら1丁となり、無意識にこの違いを受け入れていると思います。それが改めてカードで示されているため、知識の再確認や再認識になります。ここから他の人とそう言うよね?などの話題が自然と生まれます。神経衰弱なんで、勝負に徹すれば他のプレイヤーにヒントを教える必要はないのですが、犬がめくられれば、「匹」はさっき「ウサギ」で持っていったとか、前に「頭」が出たなど他のプレイヤーが自然と口にしてくれます。こんなにも会話が生まれ、ワイワイと遊べるゲームになっているとは製作者も驚きです! さらに、作ってみて初めてメカニカルな点にも特徴が出来ていることを知りました。新たな「神経衰弱」のゲームを作る場合、いかに記憶を混同させるかが普通の神経衰弱と違いになります。他の製作者様が作られた神経衰弱では、表現できない絵柄にすることで覚えにくいものにしていました。また、別の神経衰弱では、絵柄に2種類の情報が描かれており、その2つの軸で記憶させることで記憶を混乱をさせていました。このジョスーシは一見、絵柄と漢字のなんの変哲もない単なる組み合わせに見えます。しかし、「犬」と「犬」を記憶するのではなく「犬」と「匹」を記憶する必要があります。そう記憶することが倍になるのです。さらにそこに「頭」が加わり、さきに「匹」だけが先に無くなるなどし、さらに記憶を混乱させます。よくあるのは「犬」が出たときに「犬」と記憶するのではなく、組み合う「匹」と記憶してしまい、「ウサギ」が出た際に「匹」出たものと勘違いをおこすことがしばしばあります。この記憶の混同がこのゲームの醍醐味で、いっそうゲームを楽しくワイワイと遊ぶものにしております。是非、見た目によらず大人向けのゲームになっているので1度遊んで頂ければ幸いです。 ゲームの詳細はこちらゲムマの予約はこちら
- 2025/5/10 12:06
- 植民地戦争+α
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