Bench Work Tatenui

木工の世界で活動を続けている「Bench Work Tatneui」が 木からインスピレーションを受けボードゲームの制作を始めました。 デジタル化が進み、あらゆるものが効率よく整えられていく時代。 その中で、予定通りには進まない時間や、人と向き合う中で生まれる“揺らぎ”に、あらためて価値を見出したいと考えました。 一作目は、日本の木工技術「組手」をモチーフにした対戦型ボードゲームです。 状況は常に変化し、思い通りには進みません。 その中で、何を選び、どう受け止め、どのように次の一手を紡ぐのか。 ゲームの中の体験を通して、“想定外に向き合う感覚”そのものを楽しんでいただけます。 同じ空間を共有し、同じ時間を過ごすこと。その中で生まれる思考と対話を感じてほしいです。 まだ完成途上の作品ですが、だからこそ立ち上がりの瞬間を、共に感じていただければ幸いです。

組めば強い。でも、組むほど狙われる。| ▶︎予約受付中!
2026/10/3 20:24
ブログ

『Yurumee』では、キャラクター同士を組み合わせて「セット」を作ることができます。

 

では、組めるならどんどん組んだ方がいいのか?

 

実は、そう単純ではありません。

 

セットを作ると、キャラクターは通常の攻撃に対して防御しやすくなります。

 

さらに、そのセットをゲーム終了まで生き残らせることができれば、BP(ビューティーポイント)でも有利になります。

 

つまり、

 

「組む」

↓

「守りやすくなる」

↓

「生き残れば、より大きな価値になる」

 

というメリットがあります。

 

だったら、できるだけセットを作った方がいい。

 

……ように見えます。

 

ところが『Yurumee』には、「セットになっているキャラクター」に対して効果を発揮する強めの攻撃があります。

 

単独のキャラクターは、通常の攻撃には比較的弱い。

 

一方でセットを組めば守りやすくなるものの、今度は「構造」として別の強めの攻撃の標的になります。

 

つまり、

 

単独で残すのか。

 

組み合わせて守りを固めるのか。

 

そして、組んだ構造をゲーム終了まで生き残らせることができるのか。

 

この判断が、セカンドステージでは何度も訪れます。

 

 

『Yurumee』でセットを作ることは、単純な「強化」ではありません。

 

構造を作ることで強くなる。

 

けれど、構造になったからこそ、新しい弱点も生まれる。

 

この、

 

「組めば強い。でも、組むほど狙われる。」

 

という関係が、『Yurumee』の大きなジレンマのひとつです。

 

そしてこれは、ゲームのテーマになっている木工の「組手」とも重なっています。

 

ひとつでは弱いものが、組み合わさることで構造になる。

 

けれど、構造になれば、そこには力のかかり方や別の壊れ方も生まれる。

 

『Yurumee』では、「強い組み合わせを完成させること」だけではなく、

 

「今、本当に組むべきなのか?」

 

まで考えながら戦うことになります。

 

遊ぶときは、ぜひセットが完成した瞬間だけでなく、

 

「組むか、それともまだ組まないか」

 

で迷う時間にも注目してみてください。

 

 

『Yurumee』
2人用|15~45分|5,000円(税込)
ゲームマーケット2026秋[両日/E-39]
▶ 取り置き予約

▶ ルールブックPDF