Bench Work Tatenui

木工の世界で活動を続けている「Bench Work Tatneui」が 木からインスピレーションを受けボードゲームの制作を始めました。 デジタル化が進み、あらゆるものが効率よく整えられていく時代。 その中で、予定通りには進まない時間や、人と向き合う中で生まれる“揺らぎ”に、あらためて価値を見出したいと考えました。 一作目は、日本の木工技術「組手」をモチーフにした対戦型ボードゲームです。 状況は常に変化し、思い通りには進みません。 その中で、何を選び、どう受け止め、どのように次の一手を紡ぐのか。 ゲームの中の体験を通して、“想定外に向き合う感覚”そのものを楽しんでいただけます。 同じ空間を共有し、同じ時間を過ごすこと。その中で生まれる思考と対話を感じてほしいです。 まだ完成途上の作品ですが、だからこそ立ち上がりの瞬間を、共に感じていただければ幸いです。

木工を知らなくても遊べます。それでも木工を知ると少しニヤッとできます|▶︎予約受付中
2026/10/4 21:00
ブログ

『Yurumee』は、木工の「組手」をモチーフにした対戦カードゲームです。

 

……と聞くと、

 

「木工の知識がないと難しそう」

「組手の種類を覚えないと遊べないのでは?」

 

と思う方もいるかもしれません。

 

でも、大丈夫です。

 

『Yurumee』を遊ぶために、木工の知識は必要ありません。

 

キャラクターごとの能力やカードの効果を見ながら、

 

どのカードを残すか。

誰と誰を組ませるか。

相手を攻撃するか、自分を守るか。

 

ひとつの対戦カードゲームとして、そのまま遊べるように作っています。

 

でも、木工を知っているとゲームのあちこちに、

 

「あ、これってそういうことか」

 

と気づける小さな仕掛けを入れています。

 

たとえば、道具カードに登場する「左甚五郎」。

 

左甚五郎は、木彫や建築装飾にまつわる数々の逸話で知られる、伝説的な名工です。

 

木工や彫刻に詳しい方なら、名前を見ただけで少しニヤッとしてしまうかもしれません。

 

そして、ゲーム中に登場する「気象カード」。

 

木という素材は、温度や湿度など周囲の環境によって状態が変化します。

 

反ったり、縮んだり、膨らんだり。

 

『Yurumee』では、そうした木と環境との関係を、ゲーム中に予期せぬ変化を起こす気象イベントとして取り入れています。

 

さらに、ゲーム終了時の勝敗を決めるBP(ビューティーポイント)。

 

これも単純に「強いキャラクターほど高得点」という設定にはしていません。

 

実際の組手が組み上がったときに、

 

形として美しく見えるもの。

構造として面白いもの。

仕事として手が込んでいるもの。

 

そういった組手そのものの魅力も参考にしながら、それぞれのBPを設定しています。

 

つまり、

 

木工を知らなくても、ゲームとして遊べる。

 

でも木工を知っていると、

カードの名前や効果、数字の意味に気づいて、

 

「なるほど、だからこうなっているのか」

 

と、もう一段奥まで楽しめる。

 

そんな二重構造にしています。

 

もちろん、『Yurumee』を遊んだことをきっかけに、

 

「この組手って、本当はどんな形なんだろう?」

「左甚五郎って誰だろう?」

「木って湿度でそんなに変わるの?」

 

と、ゲームの外側に興味が広がっていくのも大歓迎です。

 

木工を知っている人にも。

まったく知らない人にも。

 

まずはゲームとして楽しんで、

その先に少しだけ木工の世界を覗いてもらえたら嬉しいです。

 

『Yurumee』
2人用|15~45分|5,000円(税込)
ゲームマーケット2026秋[両日/E-39]
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