タルトゲームズ

タルトゲームズは、オリジナルの小箱ゲームや同人誌、時事テーマの500円ゲームなどを作るおひとりさまサークルです。 主な作品として、ゲーム『狼とどろぼう』『サン・ジミニャーノの塔』『三津浜』『ラミーファイブ』、書籍『ルールズ・フォー・ルールズ』『プレイトゥギャザー!』『ボードゲーム・スタディーズ』などを発表しています。胃がキリキリするようなゲームを作ると評判です。

■■ 2025春 お品書き ■■
2025/5/15 0:14
ブログ

2025年春、タルトゲームズは以下の商品を販売します。

いまゲムマ3日前の水曜ですが、今回は新作がなにひとつ完成してません! あくまで「予定」でお願いします!!

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■ 新作 ■

【書籍】ルールズ・フォー・リーディング フランス語編 (多分1,000円とかそのぐらい)

フランス語の説明書を読むための、ゲーム用語や必要な文法をまとめたガイドブック! フランス語初級者の著者が、英日翻訳者としての知識と文法書を駆使して『ジャイプール』『キングダムビルダー』『ワイルドバイキング』の3作品の説明書を無理やり読みます。
とりあげた3作品のルールを訳していきつつ、そこからボードゲーム全般に使えそうな単語と文法を抽出して解説する本です。第1章で基礎文法を説明して、第2章から内容物、ゲームの準備、と説明書の順番に沿って解説していきます。フランス語の入門書としても使えるようにしています。

「これを参照しながら辞書を引けば、ギリ読める!」……かもしれない

疲労困憊 焼肉定食 (500円)

うちの妻が毎日疲れて帰ってきてはこのフレーズを呟くので、とうとうゲームのタイトルになりました。10歳以上、2~4人、20分。
ディーラーを持ち回りで1人1回務めます。まずディーラーが疲労の山札をシャッフルして皆さんにお配りして、1人ずつ順番に「もっと働きますか?」と聞きます。「働きます!」と答えたら疲労を1枚追加してあげてください。疲労度が11を超えると過労で病院に送られて脱落するから気をつけて!
仕事が終わったら、ディーラーは焼肉定食の山札から人数分の枚数をめくって並べます。次に時計回り順に全員、どの定食を食べたいかチップを入札します。他人の入札した定食をより高値で横取りもできて、すると前の入札者は押し出されるので他の定食に入札するか金額を上げるかします。こうして全員が1つずつ定食を食べますが、疲労度よりも定食の量が多いと胃腸炎で病院に送られて失点(中略)

そんな感じのものを自宅印刷して持っていきます。まだカードデータも作ってないけどきっと間に合う。

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■ 旧作 ■

狼とどろぼう (2,500円)

宝物を狙うどろぼうチームと、彼らを襲う人狼チームとに分かれて、正体を隠しながら点数を取りあうゲームです。10歳以上、3~5人、30分。
「人狼ゲーム+トリックテイキング」をコンセプトに、2つの面白さを融合させました。「人狼」と「裏切り者」カードを持っている人は人狼チーム、ほかの人はどろぼうチームになって戦います。プレイ中の会話は不要ですが、誰がどのカードをプレイしたかを見ていると、不思議と少しずつ正体がわかってきます。特殊カード6枚が毎回ランダムに配られるため、時には「人狼なのに短剣を持っている」「占い師だけど裏切り者」など、通常の人狼ゲームにはない立ち回りも求められるでしょう。

赤と黒 (2,000円)残り少

16世紀フランスの伝統ゲームを現代向けにアレンジした、気軽なブラフゲームです。8歳以上、2人または4人、15分。
2人ゲームが基本で、毎ラウンド手札3枚から1枚ずつ数字を比べます(トリックテイキングの原型のようなゲームです)。このとき裏向きに出して「ダブル」を宣言してもよく、相手はそれを受けるかパスするか選びます。受けたらそのラウンドの勝ち点が1点プラスになり、パスしたらそのラウンドは負けます。これだけの簡単ルールですが、意外と点数のマネジメントが問われます。
4人ゲームでは対面ペア戦になり、「手札を見せない限り全員が何を会話してもいい」「ダブルを受けるかどうかも相談していい」という、非常に外連味のあるプレイ感が楽しめます。

サン・ジミニャーノの塔 (2,500円→2,000円割引

「サン・ジミニャーノ」は、イタリアの世界遺産として有名な小都市です。中世イタリアの貴族となって、豪奢な塔をより多く、より高く建てることを競います。
2人用のカードゲームです。1ゲームは20~30分ほどで気軽に遊べますが、わかりやすいジレンマを味わえる楽しい作品です。上級ルールの貴族カードを混ぜることでさらに何度もプレイできます。

【書籍】プレイトゥギャザー! (1,000円)残り少

子供から大人まで、一緒に遊べるトランプゲームを15作収録した本です!
「スイム」「かっこう」「ミッチ」などの定番だけでなく、ポーカー役で遊ぶ多彩なゲーム、さらには2~4人それぞれ専用の大富豪まで! 日本語では初紹介のゲームも多数収録しています。

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そのくらいです。また原稿書きに戻ります。今日だけで「再帰代名詞」という単語を10回ぐらい見ました。