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漁夫の利を狙う粋な陣取りゲーム【大江戸地引網】

¥5,900

漁れ 大漁の 漁夫の利を

ゲーム概要

  • 「網を置く」「駒を動かす」のシンプルな手番から繰り広げられる奥深い陣取りゲーム!
  • 相手が置いた網は自分も利用可能!うまく出し抜いて漁夫の利を狙え!
  • 得点は最も多く集めた魚だけ!半端な数はマイナスになるので、余計な魚は押しつけろ!
プレイ人数 2〜4人 プレイ時間40〜60分
対象年齢6歳〜 価格5,900円
発売時期2020春(開催自粛) 予約
ゲームデザインこやしゅん/Koyashun イラスト・DTP石原幽平&勝林

外部サイト:ボドゲーマ

ゲーム詳細








 
大江戸地引網の説明書はこちら

 

 



〜おはなし〜

江戸時代、幻の4.5代将軍”徳川網吉(あみよし)”は”魚類憐みの令”を発令して、魚の無闇な乱獲を禁じました。
そのため地引網の漁夫達は、魚を半端に獲ると罰せられるようになってしまったのです。
加えて彼らは魚の数だけでなく、漁夫同士の足の引っ張り合いにも注意しなければなりません。
彼らの網はみな共用なので、せっかく設置した網を他の漁夫に利用されたり、
勝手に網を囲われて余計な魚を押し付けられたりするかもしれないのです。
江戸の水面で繰り広げられる粋な陣取り合戦の勝者を目指して、ほどよく魚を地引きましょう。





皆さんは地引網という漁業をご存知でしょうか。
砂浜の沖合に網をかけ、陸上に引き上げて漁獲する漁業のことで、戦国時代から発達し江戸時代には各地で行われていました。

大江戸地引網はプレイヤーが江戸時代の漁夫となり、多くの魚をバランスよく獲得していく和風陣取りゲームです。
そして皆さんが立派な漁夫になるためには、ジレンマに満ちた2つの粋な要素を十分に理解しなければなりません。

【⒈共有の網】
漁業において、必要不可欠な道具である網。
大江戸地引網でも各プレイヤーが大海原に網を配置していますが、この網に所有権はなく、配置された網は全員が利用可能です。

そのため他のプレイヤーと協力して大きな網を作り、大漁に魚を獲得することができます。

しかしこれには注意すべき点もあります。
それは魚を囲うために使われた網は、魚が獲得された際に自動的に盤面から取り除かれるということです。

例えばこのように、ピンクの漁船がせっせと網を張っていたとしましょう。
ピンクはあと少しでフグとサバを囲ってゲットすることができます。

しかし陸マスにいる紫の漁夫がこう網を張ると……

紫がサバをゲットして網も消えて、ピンクだけでなくオレンジや青もまた網を張り直さなければならなくなりました。
このように他のプレイヤーの動きにも気を配らないと、せっかく置いた網が横取りされてしまうのです。
大江戸地引網はまさに、『漁夫の利』を制する者が勝負を制すると言ってもいいでしょう。

【⒉特殊な得点計算】
ゲーム内ではサバ、タコ、フグ、クロダイ、タチウオの5種類の魚チップを漁獲していきますが、この世界では"魚類憐みの令"が発令されており、無闇な魚の乱獲は禁じられています。そのため、

①得点になるのは最も枚数の多い種類の魚チップのみ
②最も枚数の少ない種類の魚チップは0点
③それ以外の枚数の魚チップはマイナス点


となっています。
例えばあるプレイヤーが下図のように魚チップを獲得したとしましょう。


この場合、

タコ  :3点
サバ  :3点
クロダイ:-2点
タチウオ:0点

の合わせて4点となります。

もしここでクロダイを1匹獲得すると、クロダイも最大数と見なされて3点となり、合計点は9点に跳ね上がります。
ですが反対に、もしタコを1匹獲得すると、サバは最大数の種類ではなくなるので-3点となり、合計点は-1点に下落してしまいます!
このように半端に魚を集めてしまうと、大江戸地引網では逆にそれが足かせとなってしまいます。
なるべく余計な漁獲はしたくないものですが、相手に共有の網を駆使されて、マイナス点となる魚を押し付けられることのないように注意しなければなりません。
このゲームで勝つには、

①盤面に応じて着実に点を稼ぐ柔軟性
②相手にマイナス点を押し付ける妨害力
③逆にマイナス点を押し付けられない立ち回り


が求められるのです。

共有の網と、特殊な得点計算。この2つのシステムをうまく使いこなして、大江戸地引網の粋な勝利を勝ち取るのです!

最後に、テストプレイ会などで大江戸地引網を遊んでいただいた、粋な漁夫達の感想をご紹介しましょう。
 

ゲーム体験

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