Bench Work Tatenui

木工の世界で活動を続けている「Bench Work Tatneui」が 木からインスピレーションを受けボードゲームの制作を始めました。 デジタル化が進み、あらゆるものが効率よく整えられていく時代。 その中で、予定通りには進まない時間や、人と向き合う中で生まれる“揺らぎ”に、あらためて価値を見出したいと考えました。 一作目は、日本の木工技術「組手」をモチーフにした対戦型ボードゲームです。 状況は常に変化し、思い通りには進みません。 その中で、何を選び、どう受け止め、どのように次の一手を紡ぐのか。 ゲームの中の体験を通して、“想定外に向き合う感覚”そのものを楽しんでいただけます。 同じ空間を共有し、同じ時間を過ごすこと。その中で生まれる思考と対話を感じてほしいです。 まだ完成途上の作品ですが、だからこそ立ち上がりの瞬間を、共に感じていただければ幸いです。

道具カードと気象イベントが、予定どおりにいかせてくれない | 予約受付中!
2026/10/8 22:14
ブログ

『Yurumee』では、

1stステージで戦力を編成し、2ndステージでキャラクターを出しながら、セットを作り、相手と攻防していきます。

 

ここまで聞くと、

 

「最初に考えた組み合わせを、そのまま作っていけばいいゲームなのかな?」

 

と思うかもしれません。

 

でも、実際にはそう簡単にはいきません。

 

その理由のひとつが、「道具カード」と「気象イベント」です。

 


■ 道具カードは、盤面を予定どおりにさせてくれない

 

道具カードは、相手への攻撃や、自分のキャラクターを守るために使うカードです。

 

せっかく作ったセットを狙われたり、

逆に相手の構造を崩すチャンスが生まれたり。

 

「次のターンでこのセットを完成させよう」

 

と思っていたのに、

その前に盤面の状況が変わってしまうこともあります。

 

つまり『Yurumee』では、

 

最初に立てた作戦をそのまま実行するだけではなく、

相手の動きを見ながら、何度も組み直していく必要があります。

 

 


■ 気象イベントは、さらに外側から盤面を揺らす

 

もうひとつが、気象カードです。

 

木という素材は、

湿度や乾燥など、周囲の環境によって状態が変化します。

 

『Yurumee』では、そうした木と環境の関係を、

ゲーム中に起こる「気象イベント」として取り入れています。

 

自分も相手も予想していなかった変化が起こることで、

 

「さっきまで有利だった盤面が、急に変わる」

「予定していた攻撃を見直す」

「守るつもりだったキャラクターを変えないといけない」

 

といった判断が生まれます。

 


■ そして、何も起こらない「作業日和」

 

気象カードの中には、

何の効果も起こらない「作業日和」というカードもあります。

 

ただし、このカードは何も起こらないだけではありません。

 

「作業日和」が3枚目まで出た瞬間、ゲーム終了です。

 

つまり、後半になるほど、

 

「まだ攻める時間はあるのか」

「そろそろ守りを優先するべきか」

「このセットを今作るべきか」

 

という判断が少しずつ重くなっていきます。

 


■ 計画する。でも、計画どおりにはいかない

 

『Yurumee』では、

 

1stステージで戦力を考え、

2ndステージで構造を作り、

相手の動きを読みながら戦います。

 

でも、道具カードや気象イベントによって、

その計画は何度も揺さぶられます。

 

だからこそ、

 

「最初に考えた正解を最後まで実行するゲーム」

 

ではなく、

 

「変化する状況の中で、何度も組み直していくゲーム」

 

になっています。

 

組む。

崩される。

守る。

また組み直す。

 

その繰り返しの中で、

最後にどれだけ価値あるキャラクターを生き残らせられるか。

 

予定通りにいかないからこそ、

毎回少し違う『Yurumee』の展開が生まれます。



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