符亀 @Hu_games
ゲームマーケット2017秋より参加させていただいております、符亀と申します。
拙作「マジカルカナグル」「愛羅武粋逸」「ロングロングマホウ」「超超長城」「ツミカブリ」「リーサルチェックメイト」「インヴァージョン」「アマロン」「バックハンダー」「皇継の書状」「サイクリアン」「シリアリアン」「バーグリアン」「レイリアン」「フォッシリアン」「エンジェリアン」「ジェントリアン」「オビタリアン」については、ゲーム一覧ページをご覧ください。
- 【皆様のゲームにも】ケツァリアン アート制作記0 資料探し【役立つはず】
- 2026/9/7 20:35
皆様こんばんは、符亀です。
今回の新作「ケツァリアン」ですが、諸事情 (※) で、いつもよりアートにも注力しました。
せっかくなので、本作のアートについて、ゲムマブログでまとめていきます。
※ 後日公開予定
今後メインビジュアルである「ケツァルコアトル」やアステカ神話における5つの世界を表すマークについても触れる予定ですが、今回は第0回として、そのアートを作成するための資料探しの方法について知見をまとめます。
皆様のゲーム制作でも、きっと参考になるかと思います。今やり方を教わってもゲムマ秋には間に合わない?それはそう。
【Wikipediaは多言語で見る】
「ケツァリアン」は、アステカ神話を元にしたゲームです。
アステカ神話では、5つの世界が存在し、順番に滅ぼされていくようです。この世界を5つのマークに据えると、いいアートになりそうですね。
なので、とりあえず「アステカ神話」のWikipediaを見ましょう。

うーん、まあ何をモチーフにすべきかは分かるものの、流石に情報量が少ないですね。
こういうときは、英語のWikipediaを見ましょう。
右上から言語を切り替えて、いったんは概要がわかればいいので、翻訳の正確性は無視してブラウザの翻訳機能を使います。
すると、英語版だと5つの世界 (Five Suns) が別ページとして切り出されているようです。

これは記述量に期待ができますね。該当のページを見てみましょうか。

うおお1画面に収まりきらない!
英語ページでは、各世界における創世と滅亡の概要までがまとめられています。裏取りは必要ですが、検索のためのキーワードが簡単かつ大量に手に入るのは大きいです。
なお、今回は過去の神話について調べたために、英語のページを見にいきました。しかし、現代の何かを調べるなら、その国の言葉のWikipediaを調べるのもアリですね。
いずれにせよ、言語を切り替えながら調査対象の概要を調べられるので、Wikipediaも捨てたもんじゃないんです。
お前はWikipediaの何なんだよ。
【画像検索は一次資料のキーワードを入れる】
Wikipediaのおかげで調べたい単語も洗い出せたので、早速アステカ神話について調べていきましょう。
今回は、火の雨で滅んだ第3の太陽のアイコンをどう描くか考えるために、「火の雨」について調べます。
なお、私はモチーフの題材だけ元ネタに準拠するよりも、元ネタでの描かれ方まで反映させる方を好みます。その上で、ミニマリアンシリーズらしい1ー2色のアイコンにする必要があるので、制作難易度が高いのですが。
そういう訳で、アステカ神話において「火の雨」がどのように描かれていたのか調べます。
「火の雨」を一気に調べるのは難しいので、まずは「アステカ 火」で検索します。

う〜ん、AIっぽいイメージ画像や記事のサムネイルなだけで関係なさそうな画像など、当時の資料は出ないですね。
こんな時は、Wikipediaと同様に英語で調べてみましょう。

悪化したがな。
こういう時は、学術的な文献で示されている出典から、当時の資料 (一次資料) の名前を見つけるのがいいでしょう。なお、「学術的な文献」を見にいくので、こっからは全部英語で調べます。ブラウザ翻訳がある時代でよかったね。
調べると、壁画を写した複数の「codex (写本)」が存在し、そこから図表が引用されているようです。なので、「aztec fire codex」で調べてみましょう。

おお、まだ見ぬ資料がこんなにも!
という訳で、本作における一次資料の調査方法を紹介しました。
こんな感じで資料を調べながら描いたイラストやメイキング過程については、これから順次公開していこうと思います。どんなイラストになったのか、お楽しみに!
なお、「火の雨」のイラストは「ケツァリアン」のゲームページで公開済みです。ネタバレやめてください!

てかこのページの火と形が違うじゃん。資料使ってねえじゃねえか。
じゃあ何が元ネタなのか?その答えは、「ケツァリアン アート制作記4 火の雨」をお待ちください。遠いな。
「ケツァリアン」にご興味を持たれた方は、ゲームページ、予約ページなどご覧いただけますと幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
