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- 『The Four Deuces』でサイコロを採用した理由
- 2026/4/29 18:15
こんにちは。SCHEMERSのGeonilです。
今回のゲームマーケットには『The Four Deuces』で出展いたします。
本作はサイコロを活用した1対1のトリックテイキングゲームです。サイコロを用いたトリックテイキング自体はすでにいくつか存在しており、有名な『Nokosu Dice』をはじめ、『Frey』や『Mino Dice』、また海外作品でもカードの上にサイコロを置くシステムは見られます。
ただし多くの場合、サイコロは振った後に「非公開」で保持されたり、ゲームの補助的な要素として使われたり、あるいは「少し変わったカード」のように扱われることが多いものでした。
しかしサイコロの本質は、無作為に数値を生み出す道具であり、ボードゲームを象徴する魅力のひとつでもあります。だからこそ私は、それをもっと積極的に活用したいと考えました。
まず、サイコロの出目を隠すこと自体が好みではありませんでした。ついたてやカップなどで「不便に」隠し続けるのが嫌だったのです。また、トリックの勝敗を決める瞬間に振るというのも、自分の志向とは合いませんでした。
それならば、出目を最初から互いに公開してしまうのはどうか――そう考えました。

当初はこの状態で3〜5人用のトリックテイキングを構想していましたが、情報量が多すぎてゲームが散漫になってしまいました。そこで1対1に絞り、トリック数も7に減らす決断をしました。
その結果、相手の出目と自分の出目を常に比較しながら、すべてのサイコロに意味が生まれるゲームになりました。
サイコロというコンポーネントのもうひとつの問題は「コストが高い」ことです。14個ものサイコロは現実的ではなく、代わりに数字トークンをランダムに配るほうが良いという意見もありました。
それでも私は、サイコロという存在の魅力を手放すことができませんでした。さらに、振ることで生まれる「ランダム性」そのものも、このゲームの大きな魅力だと考えています。
例えば、6が5個に4と5が1つのプレイヤーと、1が4個に3が3つのプレイヤー。ゲーム開始時点で大まかな展開は想像できますが、本作は数字だけで構成されているわけではありません。
手札の存在や、それぞれに与えられた特殊能力が、ゲームの展開をより多彩なものにします。

私が目指していたゲームは、「サイコロ」によって形になりました。
互いの数字は分かっているがカードは分からない――相手の一手一手の意図を読み取らなければならない、まるで薄氷の上を歩くような緊張感。
一歩でも踏み外せばすぐに崩れてしまいそうな中で、相手の手を読むための計算が求められます。
そのすべてを、『The Four Deuces』で体験することができます。
『The Four Deuces』は土曜日W02にて体験いただけます。
ゲームマーケット会場でお会いできることを楽しみにしております。どうぞよろしくお願いいたします。
ルールブック/予約:https://gamemarket.jp/game/187776
ゲームマーケットブログに「サイコロを採用した理由」についての記事を書きました。
— "Schemers" Geonil (@Geonil_BgD) April 29, 2026
ぜひご覧いただき、ご関心をお寄せいただければ幸いです。https://t.co/Y3S6fgZQGM#ゲームマーケット2026春 #ゲムマ2026春 pic.twitter.com/OBuBAHecC1
