Gold Grain
- 次世代のトランプ
- 2025/5/14 20:56
こんにちは!アクセスありがとうございます。
Gold Grain (土 L-55)です。
「神経衰弱の嫌なところを直してみる」を
テーマに「ZOO MEMORY」を作りました。
カードの構成をつくて行くうちに、想像以上に美しいものができたので
ブログにしてみました。
次世代のトランプとなりえるポテンシャルがあると思っています。
このブログは長めです。
「課題と改善案」
「課題へのアプローチと結果」
「次世代トランプの根拠」
以上の3項目からなります。
「課題と改善案」
まず初めに神経衰弱の嫌なところをですが
●序盤のテンポの悪さ、1手番で2つしか情報が増えない。
●運要素の低さ、まぐれあたりが3/51は低すぎる。
まぐれ当たりも盛り上がりのポイントで必要だと考えてます。
●最後に多く取る
残り4枚のとき、覚えてなくても1/3の確率で
4枚取れるのは、モヤモヤする。
●記憶力に差があると同じ人が勝つ。
以上の4つに共感できるかたは、とりあえず購入をお勧めします。
改善案ですが
●カード一枚あたりの情報量を増やす。
●他のカードと比べた時にあたる確率を上げる。
●最後に何枚か残り、その枚数が毎回変わる。
●記憶以外でもカードを取る要素をつける。
これをもとにカードを設計しました。
「課題へのアプローチと結果」
その結果がこちら

ゲーム1セットあたりカード36枚
シンボルの種類が36個
一枚あたり3つのシンボル
1つのシンボルは3回登場
あるカードを他のカードと比べた時に
「1つのシンボルが一致する」もしくは
「シンボルが1つも一致しない」と
なるようにしました。
●カード一枚あたりの情報量を増やす。
⇒1枚に3つシンボルを載せました。
当たらなかった場合、情報が6つふえることになりました。
●他のカードと比べた時にあたる確率を上げる。
⇒約1/6(6/35)で調整しました。
1/5、1/7で遊んでみましたが、
カードの情報量かシンボルの種類を
増やす必要があり、遊び難いです。
●最後に何枚か残り、その枚数が毎回変わる。
⇒1枚あたりの数、登場回数が3つと
奇数なので獲得されるとそのシンボルが
1つ余ります。

例えば図の4枚が残ったとして
「ワシ」のペアで獲得したら
2まい余りますが、
ウサギ、キツネなら
余りは0になります。
なので余り方で、ランダム性がうまれ
毎回違う枚数が残るようになりました。
●記憶以外でもカードを取る要素をつける。
⇒カードを一致したときに2枚抜けるので
早い者勝ち解答システムをつかい
手番の人と回答者が1枚ずつ獲得する方式を
採用しました。
覚えれなくても速さに専念するという
選択がとれます。
解答のタイミングを
カードがめくらる前でもよくしました。
これにより
「クイズで少ししか問題文が読まれていないのに
正解できてスゲー」感が気軽に味わえるようになりました。
以上が「神経衰弱の嫌なところを直してみる」に対する
僕なりのアプローチです。
ここまで気に入った方は5/17に
L-55ブースでお会いしましょう。
「次世代トランプの根拠」
ここからが次世代のトランプとなりえるポテンシャルの話です。
まず古くからあり、現在もなお愛され続けてる遊具が2つありますよね。
トランプとサイコロのことです。
トランプと「ZOO MEMORY」を比べると共通点があります。
トランプは1枚あたりスートと数の2つの情報があります。
トランプは54枚です。
なので1セットあたり108の情報を扱う遊具です。
「ZOO MEMORY」は全36枚で1枚あたり3つ情報。
トランプと同じ108の情報を扱う遊具と言えます。
108という数は様々な宗教で神秘的な扱いがされています。
言語化できない相性の良さがあるからだと思います。
サイコロと比べると
サイコロのある目が出る確率は1/6です。
「ZOO MEMORY」が一致する確率も約1/6です。
サイコロも1/4、1/8が作れるのに
1/6がもっとも流通しているのは
それが一番面白いからだと思います。
このように「ZOO MEMORY」のような
「36枚、36種類、3個表示、3回登場」のセットは
トランプとサイコロの良い所を兼ね備えているので
次世代のトランプとなりえると思っています。
もしこのゲームが面白くなければ
僕のルール作りが下手なだけで
カードの構成はわるくないです。

あとがきにも書きましたが
もっといい遊び方があると思っています。
ババ抜き、SETのルールで遊んでみましたが
面白かったです。
なのでゲーム作る人にも購入して頂きたいと思います。
ここまで読んで頂きありがとうございます。
次回があれば、ドブルを超えたについて書きたいと思います。