J&J【土 M63】

《初出展》【土 M63】 アナログゲーム制作サークル J&Jです。 新作TRPG 育成RPG『ムゲン』を販売します!

ちっちゃのムゲン講座 第8回
2024/4/23 14:47
ブログ

ちっちゃのムゲン解説講座

第八回 戦闘を構成する要素

やあ諸君。また会ったな。
私はちっちゃ。“百獣の王”になるムゲンだ。

今回は、『戦闘を構成する要素』を、広く浅く解説していくぞ。
自分に合った戦い方、それに合った育て方を、今からイメージしてみるといいぞ。


~ ①能力値とダメージ種別 ~

戦闘において重要な、6つのステータスのことだ。

『体力』…いわゆるHP。疲労にも強くなり、育てやすくなる。
『筋力』…物理攻撃スキルのダメージを増やす。
『防御』…物理攻撃スキルのダメージを減らす。
『知力』…特殊攻撃スキルのダメージを増やす。
『抵抗』…特殊攻撃スキルのダメージを減らす。
『瞬発』…いわゆる素早さ。行動順や命中、回避に影響する。

これらの能力値の育成と、種族や属性の傾向、そしてスキルの習得を組み合わせを考え、
各々の戦い方を編み出していくわけだ。

さて、『物理』『特殊』という、2つのダメージの区分についても解説しよう。
物理攻撃は、殴ったり、爪で切り裂いたり、そういった直接的な攻撃のことだ。
特殊攻撃は、炎を吐いたり、雷を放ったり、不可思議な現象を具象力によって引き起こす攻撃のことだ。

この物理と特殊の、どちらに寄せて育てるか、というのが、悩ましくもあり、楽しみでもある。

まず、物理方面については、筋力や防御は育成によって伸ばしやすい傾向がある。
装備や戦闘におけるポジションによって、ダメージも変化しやすいぞ。

一方で、知力や抵抗は育てるのが難しいが、これらの能力値は後々状態異常についても影響してくる。
特殊攻撃は属性をもっている場合が多く、属性相性が適用されやすいが、消費する具象力が多くなりがちだ。


~ ②ポジションや戦況、状態異常など ~

戦闘を構成するのは単なる攻撃とダメージだけではない。
ここではそうした要素について、いくつか紹介したいと思う。

まずはポジションだ。
前衛にいると、与える物理ダメージが増えるぞ。
一方で、後衛に下がっていれば、物理ダメージが減らせる。
物理攻撃を主軸に戦うキャラクターでなければ、後衛にいた方がいいだろう。
ただし、同じポジションに集まっていると範囲攻撃の標的にされやすいので、ほどよく分散した方が無難だ。
ちなみに飛行状態のキャラクターは、地上にいる敵に対して、これらの補正を両方得ることができるぞ。

次に戦況だな。
ムゲンの具象力によって、天候や戦いの場そのものが変化(したように認識)することもある。
〈晴天〉や〈水中〉といった戦況があるぞ。

最後に状態異常についてだ。
〈毒〉や〈呪い〉といった状態異常になると、戦闘中の行動に悪影響が出てしまうぞ。
スキルが強力になってくると、こうした状態異常を治すのにも苦労することになるな。

他にも、サイズ差による影響や、疲労による影響、
そしてもちろん属性相性など、戦闘において様々な工夫を施すことができるぞ!


~ ③各属性や種族の傾向について ~

今から、どんなムゲンを育てようかと具象力を高めている“刻む者”諸君もいることだろう。
そんな君たちのために、各属性や種族の戦闘における傾向を、代表的な初歩のスキルと共に解説しよう。
「本を買ってからのお楽しみ」と言いたいところだが、特別だぞ?
歓喜し、感謝するといい!
…まあ実のところ、まだ解説してない用語が所々にあるのだがね。

<属性>

・光:HP回復なら任せて!
スキル例:『ここに光を』
CP:1/A/単体/光:回復
HP回復。回復量に+[TL]。

・火:うおぉッ!攻撃攻撃攻撃!!
スキル例:『ファイア!』
CP:1/A/単体/火:特殊
攻撃。ダメージに+[TL]。

・土:位置取りを、見定めよ。
スキル例:『大地の盾』
CP:2/R/単体/土:-
ダメージを-[TL×2]。自身のポジションが後衛の時、さらにダメージを-5。

・金:かったい。
スキル例:『鉄壁』
-/常時/自身/-:-
『防御』の効果中、減衰値に加える親愛力のダイスの出目に+2する。

・風:瞬発操作はお手の物。
スキル例:『烈風』
CP:2/A/単体/風:特殊
攻撃。ダメージに+[TL]。ダメージを与えた後、1ラウンドの間、対象のSを-5として扱う。

・木:状態異常の回復もできるよ。
スキル例:『浄化の緑』
CP:1/A/単体/木:-
対象の状態異常を全て回復する。解除難易度が設定されている場合は回復できない。

・氷:急所を狙う…!
スキル例:『雪華』
CP:2/A/単体/氷:特殊
攻撃。ダメージに+[TL]し、会心値を-1。

・水:戦況を利用した戦略をご覧あれ!
スキル例:『蒼き世界の住人』
-/常時/自身/-:-
〈雨天〉〈水中〉のデメリットを受けない。

・雷:まとめてシビれな!
スキル例:『サンダー』
CP:2/A/ポジション/雷:特殊
攻撃。ダメージに+[TL]。

・闇:想い通りになどさせん。
スキル例:『負の認識』
CP:1/A/単体/闇:-
〈呪い〉を与える。TLが6以上の時、解除難易度を設定する。


<種族>


・ビースト
:物理攻撃が得意。味方のサポートなどもできる。

スキル例:『ビーストライク』
CP:0/A/単体/無:物理
攻撃。ダメージに+[TL]し、会心値を-1。

スキル例:『ブレイブハウンド』
CP:1/A/単体/-:-
3ラウンドの間、対象が与える物理ダメージを+5。


・ドラゴン:とにかく能力値が高い。属性を扱うのも得意。
スキル例:『ドラゴアタック』
CP:1/A/単体/所有:物理
攻撃。ダメージに+[TL]。

スキル例:『鏡守』
CP:1/R/自身/所有:-
特殊ダメージを-[TL+5]。さらに通常の属性相性に加え、攻撃側の〈A〉スキルの属性を能動側、このスキルの属性を受動側とした属性相性を適用する。(×の時は-10として扱う。)


・プラント:体力が高く、育てやすい。じっくりと戦うのが得意。
スキル例:『ポイズンパウダー』
CP:2/A/ポジション/木:-
〈毒〉を与える。TLが6以上の時、解除難易度を設定する。

スキル例:『光合成』
-/常時/自身/-:-
戦況が〈晴天〉の時、エンドフェイズに現在HPが[TL]回復。


さて、今回もこのくらいにしておこう。
いかがだっただろうか?君たちの具象力を高める一助となれば幸いだ。
いよいよ4月下旬だな。ゲームマーケット当日、4/27(土)にもこのコーナーは更新するぞ。
次回は、物語の進行役『ゲームマスター』について解説しよう。


では諸君、
ゲームマーケット土曜日【M63】で待っているぞ。さらばだ!!

~ 終 ~

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