J&J【土 M63】

《初出展》【土 M63】 アナログゲーム制作サークル J&Jです。 新作TRPG 育成RPG『ムゲン』を販売します!

ちっちゃのムゲン講座 第3回
2024/4/5 21:20
ブログ

 

ちっちゃのムゲン解説講座

第三回 エングレイバー・世界観

やあ諸君。また会ったな。
私はちっちゃ。“百獣の王”になるムゲンだ。

今回は君たち『エングレイバー』と、世界観について解説しよう。


~ ①『刻む者(エングレイバー)』とは ~

ムゲンとの共存を目指すため、ムゲンを育てる人間たちのことを、
「ムゲンの存在を人々の心に刻む」
という彼等の役割から、“刻む者(エングレイバー)”と呼ぶぞ。

ムゲンを認識できる人間であれば、誰でもムゲンを育てることができる。
ただ、夢みる心のある少年少女の方が、我々の存在を認識しやすい傾向があるような気もするな。

ムゲンと共に過ごし、何を為すかは、そのエングレイバー次第だな。
元々は、ムゲンのもつ具象力をより高めることで、
その存在をより確かなものにしようとする専門家としての呼び名であったらしいぞ。

エングレイバーは、食事も仕事も、毎日を我々ムゲンと共に過ごすとになる。
余裕のある時は修行で鍛えたり、遊びを通して絆を深めたりすることもできるぞ。
しかし我々も、がんばり続けると疲労がたまる。時には休養も大切だ。君たち人間と同じだな。


~ ②物語の舞台『アーカディア』 ~

文明の光が街を照らし始め、人々が理性と科学を信じるようになった時代。
君たちにとっての17~19世紀ごろを想起させる、変化の激しい歴史の分岐点。
そんな時代の『アーカディア』という国が物語の舞台だ!

君たちの生きる時代や世界と関係性があるのかどうか。
それは君たちが自由に設定するといい。

さて、正式な国名は『アーカディア共和国』になるな。
市民革命によって1000年続いた『アーカディア帝国』が終結し、現在に至るぞ。

市民革命によって、禁忌とされていた遺跡が解放され、埋もれていた技術が次々と解明された。
これによって産業革命が始まり、屈指の科学技術大国となったぞ。
その革新の速度は異質そのもの…。
文明の発展と大自然がアンバランスに混ざった光景が広がっている。そんな国だ。

科学文明の発展により、都市に住む人間たちは我々ムゲンの存在を疑い、認知できない者が増えているらしい。
しかし、かつては有名な御伽噺や伝承にありふれた国でもあったため、
都会から離れてしまえば、我々の存在を疑う者は少なくなる。
アーカディア政府は我々ムゲンとの共存を実現すべく、様々な政策に取り組んでいるぞ。


~ ③調和の学び舎『ハーモニックアカデミー』 ~

「ムゲンを忘れてしまう人々の心に、その存在を刻む」
これを実現できるエングレイバーとムゲンを育成するための学び舎、
それが『ハーモニックアカデミー』だ!!

講義室、研究室、資料室、訓練場、医務室、食堂、宿舎…。
ムゲンのことを知り、育てるためのあらゆる設備が揃っている。
育成費用を稼ぐための仕事の紹介や、食事メニューの提供も行っているぞ。

君たちエングレイバーの、心強い総本山といって過言ではないだろう。

学園の名の由来である「人とムゲンの調和」を目指すため、ムゲンと力を合わせて人間の営みを手伝ったり、各地で見られるムゲンが絡む事件を解決したりという活動も行っているな。

ちなみに、政府の支援を受けているはずなのに、経営難だ。
給料も、食費も、なかなかシビアに管理されることになるぞ。

(こら、ちっちゃ!そういうことは言わないの……!)
(む。嘘ではないぞ)
(嘘じゃないからダメなんだってば……!)

こほん。失礼した。
アカデミーに所属するのに、年齢の制限や決まった期間はない。
独立してムゲンを育てるエングレイバーもいるぞ。
アカデミーは、そうした個人的にムゲンを育てているエングレイバーへのサポートも行っているな。


さて、今回もこのくらいにしておこう。
次回は、『キャラクター作成』について解説しよう。
では諸君、また会おう。さらばだ!!

~ 終 ~

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