NBO Nagoya Buru-Orenji

名古屋市出身の30代4人組で活動している ボードゲーム制作サークル 【NBO Nagoya Buru-Orenji】です。 特技・趣味・仕事すべてバラバラな 凸凹カルテットですが、 高校時代から培ってきた阿吽の呼吸と、 『期日厳守』『役割完遂』など 持ち前のサラリーマンスキルを活かしながら、 「社内政治ボードゲーム3部作」を制作中。 初作品「稟議王」に続く2部作目は、 会議室の光と闇を題材にした 「会議室の狩人」&「会議室の深淵」

【稟議王】遊び方説明6:部署ごとの特殊能力(その2)
2022/4/17 21:27
ブログ

いつも大変お世話になっております!

サークルNBOのオゴロゴロンです!

 

本日は、「稟議王〜ハンコの時代は終わらない〜」の遊び方説明の第6回目として、

引き続き、部署ごとの特殊能力についてご紹介させていただきます。

ゲーム概要はこちら

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遊び方説明1:ゲームの準備

遊び方説明2:始業フェイズ&打合せフェイズ

遊び方説明3:業務遂行フェイズ(その1)

遊び方説明4:業務遂行フェイズ(その2)&終業フェイズ

遊び方説明5:部署ごとの特殊能力(その1)

 

1.前回のおさらい ~見つけたぞぉ、ジョニー!~

さて、前回のブログでは、先駆者が絶対有利の社内政治において、

マルチタスクなどという幻想に縋らず、いかにして他プレイヤーをぶっちぎるか、

という上級者テクニックについてご説明していました。


つまり、「部署ごとの特殊能力」についてです。

以降では、社内政治において特殊な力関係を備えた

3部署の特殊能力について、解説していきます。

 

前回と同様「ゲームのコツは自ら見出したい」

「予習なんかしねェよ この会社で一番自由な奴が 稟議王だ‼‼」という方は、閲覧ご注意ください。

 

2.部署ごとの上級者ルールの解説 ~偽善も忖度することで稟議ポイントとなる~

(1) 財務部

資本主義社会における営利企業では、カネ、即ちパワーです。

財務部は、経営資源の中核であるカネを牛耳る組織として、

稟議決裁におけるパワーバランスへ大きく関与する能力を発揮します。


あくまでも場の同僚カードの枚数次第ですが、

min3P、MAX9Pの稟議ポイントを取得した上で、

業務遂行も可能という、すさまじいポテンシャルを秘めています。

 

ただ、サイコロの出目にも大きく依存しますので、

「実体のない株価急騰」とのコンボにより安定感を高めてから

使用するのも良いと思われます。

 

 

会社経費をコントロールしつつ、金融市場の過熱に乗じて

有価証券を運用し利益まで上げて、社内での発言権を増す……

そこまで「財務部」を使いこなすプレイヤーは敵に回したくないですね。

 

(2) 総務人事部

総務人事部の特殊能力は、会社の人事権を握っている組織として、

「同僚カード」を自在に操るものです。

具体的には、「優秀社員」を生贄なし、または生贄1枚で召喚することができます。

 

えっ、同僚を追加できるなら、ノーコストの方が良いに決まっているじゃないかって?

ずいぶん……同僚に恵まれた環境でお勤めなんですね…………。

 

部署ごとの特殊能力は、ゲーム中に1度しか使えませんから、

基本的には逃げ切り体制の構築または一発逆転の大勝利のために、

ゲーム終盤で使用されることが多いです。

 

ただ、総務人事部の場合は、単純に考えれば

「最初のターンで、ノーコストで優秀社員を召喚すること」が、

稟議ポイントの獲得の観点では最もお得、という毛色の違いがあります。

 

しかしながら、プレイヤー各位は、真の人事権を担っている

人事課長や人事部長、ましてやCHROでもありませんから、

下手に優秀社員を確保しても「経験と勘による人事配置」のえじきです。

 

 

そこで、総務人事部の特殊能力を使うとすれば、

「規定・解釈・ガードナーなど、対抗策を身に着けてから」

または「モンスター社員などが召喚されてしまってから、

それを除去するのと一石二鳥を兼ねて」といったケースが考えられます。

 

ヒト、という最もままならない経営資源をどのように活用するか、

それが、総務人事部のプレイヤーが稟議王になれるか否かのカギとなります。

 

※稟議王は、フィクションです。総務人事部の解説だけが長いことは、

実在の人物や団体、筆者の所属部署や過去の怨嗟などとは、関係ありません。

 

(3) 経営企画部

経営企画部は、会社の憲法とも言える「中長期経営計画」を振りかざし、

遂行される業務の掌握を行うことが可能です。

 

例えば、他のプレイヤーが業務の遂行または押し付けを

試みた際に、これを無効化することができる上、

この無効化は「規定・解釈・ガードナー」によっても防げません。

 

加えて、「規定・解釈・ガードナー」では対応できない、

自分自身がドローしてきてしまった「即時使用カード」の処理も可能です。

 

つまり、業務遂行フェイズの初めに「クレーム処理」などを

闇へ葬ることによって、本来行いたかった業務を遂行できるわけです。

 

経営企画部は、他部署への業務の押し付けが困難であるため、

ゲームの終盤で「(株主からの)クレーム処理」などが回ってくると

詰みがちなのですが、1度だけ、どんな業務よりも経営方針を優先させられます。

 

本来、経営方針がもっと具体的で、力強いものであれば、

私たちが社内政治に血眼になる必要もないのですが……

 

 

さて、いつも通り余分なことも言ってしまいましたが、

これで、稟議王の争いを更に白熱させる「特殊能力」の説明も終了です!

あとは実際に遊んでいただくだけです★

 

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