按理具庵 @anriguan
ゲーム概要
- 軍人将棋やステラテゴ系の2人対戦ゲームを魔改造
- 用具の改良とテーマの抽象化がゲームの進化を促す
- 『隠』と『現』の2状態、記憶は不要、推理は必要
プレイ人数 | 2人 | プレイ時間 | 30〜60分 |
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対象年齢 | 10歳〜 | 価格 | 200円 |
発売時期 | 2025春 | 予約 | 不可 |
ゲームデザイン | フェスカ・つじむら | イラスト・DTP | フェスカ・つじむら |
ゲーム詳細
今回は初の「チャック横丁」プランでの出展で、DYIゲームと称して実駒のカードと盾紙はA4の紙から個別に切り出して使う方式としています。
台駒となる「しなり折り駒」もPPクリアファイルを切り出して作成していただきます。このDIY方式により用紙の印刷実費程度の極めて安価な価格で提供できるようになっています。

概要
軍人将棋やストラテゴ(Stratego)のような駒の情報を隠蔽する2人対戦型の思考ゲームを高度に抽象化することで魔改造しました。 盤のマス数と駒数が少なく、将棋のように獲得した駒を再使用します。 6階位(ランク)の駒種別を多角形で表現し、交錯3層の下剋上構造で、同階位の勝負に相性関係の3属性(スート)を追加しました。 透明PP板を折り込んだ台駒にカード形状の実駒を乗せ、相手からの視線を遮蔽する盾(シールド)紙を挟み込んで一体化した駒を使用します。 対決では盾紙を外し正体を明かして勝負します。勝てば相手の実駒を獲得できますが、台駒は相手側の基地に戻されます。獲得した実駒は自分の台駒に乗せて基地から門(ゲート)マスを通って再出場できます。 盾紙を外した状態を『現(ゲン)』と呼びます。基地に帰還すると盾紙を付けて正体を隠蔽した『隠(イン)』状態に戻せます。
ルール公開

p1

p2

p3

p4

p5

p6
追記(2025.05.12)
カタログ原稿提出時には未だゲーム名が決まっていませんでした。いわゆる軍人将棋(昭和世代にしか伝わらない)系のゲームなのですが一般名で何と呼べばよいのか分からなくて、この時点では覆面将棋(正体隠蔽)としていました。
西欧版としては「ストラテゴ」としてある程度の知名度あるのですが日本ではほぼ知られていません。
意味的には駒の正体を隠して戦う将棋やチェスのような2人制の戦略思考ゲームであり、その特徴である「正体を隠す」の意味を活かして、覆面(mask)やヴェイル(veil)や衝立(screen)や盾(shield)の用語で代替した方が本質的と思ったのです。
でも覆面将棋,衝立将棋などの用語は特殊なルールを追加した変則将棋の名前として既に使われていて、混乱を避けるため「盾将棋:シールド将棋」を一般名として採用しました。「覆い隠す」の意味からは「Veil将棋:ベール将棋」の方が適しているのですが、対応する日本語が「面紗」とか「ベールではなくヴェールが正しい」とか問題があって、最終的には駒の構造に対応した「シールド将棋」に落ち着きました。シールドには盾の他に遮蔽の意味があります。
一般名とは別に固有のゲームの名前は検索用にもユニークである必要があるため、その特徴を表す用語を並べた造語で「隠現将棋」としました。
A3矩形盤49マス7x7(A3_49Rect7x7.pdf)
A3六角盤45マス7x7(A3_45Hex7x7.pdf)
A3六角盤51マス7x9(A3_51Hex7x9.pdf)
A3六角盤59マス7x9(A3_59Hex7x9.pdf)
しなり折り駒でシールド将棋《隠現将棋》(YinGenChessRev100.pdf)
A3矩形盤56マス7x8(A3_56Rect7x8.pdf)←標準盤
A3六角盤52マス7x8(A3_52Hex7x8.pdf)
変更来歴
2025.05.12 3ページ目の画像の左端に黒線が残っていたのを修正しました。
2025.05.12 サムネイル画像に正式なゲーム名を追加および一部カラー化して更新しました。ゲームの名前に関する補足説明も合わせて追加しました。
2025.05.20 PDF形式でダウンロードできるゲーム盤4種を追加しました。