伝統ゲーム(郷土ゲーム) https://x.com/kyodogame
ブース概要
◇全国13の郷土ゲームが集まり、ゲームの紹介、展示、販売、実演会、体験会などを実施します。
参加する13の郷土ゲーム:
板かるた(北海道)、ゴニンカン(青森)、上毛かるた(群馬)、投扇興(東京)、東八拳(東京)、ごいた(石川)、モザイク(岐阜)、カロム(滋賀)、盤双六(京都)、かりうち(奈良)、安来拳(島根)、ウンスンカルタ(熊本)、島札(沖縄)
体験会スケジュール: 板かるた、投扇興・・・➀11:10~ ➁13:10~ ➂15:10~ 上毛かるた、東八拳、安来拳、ウンスンカルタ・・・➀12:10~ ➁14:10~ ➂16:10~ ゴニンカン、ごいた、モザイク、カロム、盤双六、かりうち、島札・・・終日(11:00~17:00)実施 ◇郷土ゲームスタンプラリーを開催! 郷土ゲームを体験または物販品を購入したらスタンプを獲得。全国5つのエリア(➀北海道・東北 ➁関東 ➂中部 ➃近畿 ⑤中四国・九州・沖縄)をコンプリート(1エリア1スタンプ以上)した人には景品(ご当地のお菓子詰め合わせ)を差し上げます。 ※景品には数に限りがあります。 ◇展示スペースでは物販も実施します 【投扇興】自宅でも投扇興で遊べる! ☆東京・浅草の投扇興で使われている扇子の老舗「荒井文扇堂」の投扇興セットをゲームマーケット当日だけの特別価格で販売します。 販売品:投扇興セット 販売価格:税込20,000円 (通常価格:28,500円) 数量:限定5セット ☆投扇興セットには投扇興の遊び方を詳しく解説した説明書と役の説明を付記したわかりやすい銘定表(役表)を特別にお付けします。 セット内容:扇子(5本)、蝶(的)、枕(的の台)、点数票、投扇興の栞、解説書、投扇興銘定表 ※ご購入の際に、枕と蝶の絵柄をお選びいただけます。 【ウンスンカルタ】 公式版と入門用の2種類を用意! 販売品➀:ウンスンカルタ(ルール小冊子付) 販売価格:税込2,200円 ☆人吉で遊び継がれてきたウンスンカルタ(大石天狗堂版)を、ウンスンカルタ復興の父、鶴上寛治氏が復刻した札。毎年開かれる人吉の大会で使われている公式のウンスンカルタです。 販売品②:ウンスンカルタカード 販売価格:税込6,000円(ゲームマーケット特別価格) ☆各カードにインデックスを付け、ルールを整理(監修:鶴上寛治)し、遊びやすさを向上させた入門にぴったりなセット。絵は別府さい氏の描き下ろし(英語ルール付き)です。 無料頒布品: ・SNSフォローで「夏目友人帳」キャラクターグッズをプレゼント ・人吉市の案内パンフレット等
出展コメント
◆板かるた(北海道全域) “北海道民の熱いスピリット” 北海道で百年以上遊ばれている百人一首。何と下の句を読んで下の句を取るのだが決して簡単ではない。取り札は板で、変体仮名で書かれている。慣れてないと取るどころか読むことも難しい。これを道民は3対3のチーム戦で豪快に取る。 ◆ゴニンカン(青森県五所川原市ほか) “青森県民の深~い関係” 青森で昔から遊ばれている5人のトリックテイキングゲーム。AKQJの16枚の絵札を2人の「カンケイ」と3人の「ムカンケイ」が熾烈に取り合う。素早く仕掛ける「スコンク」とそれに続く「十六」が醍醐味。 ◆上毛かるた(群馬県全域) “群馬県民の心に舞う” 郷土の姿をうたい、郷土の偉人を読み上げ、郷土の歴史を学ぶ、郷土の心を耕す遊び「郷土かるた」。 上毛かるたはその嚆矢にして傑作。群馬県民の心にはみんな鶴が舞っている。 ◆投扇興(東京都台東区浅草ほか) “扇が一閃、雅な見立て” 江戸時代中期に、投壺という古代の遊びから京都の粋人が考案したと伝えられる歴史のある遊び。 的に正確に当てるのが目的と思われやすいがそうではなく、落ちた的と扇の姿を源氏物語五十四帖になぞらえて見立てて採点する雅びたゲーム。 ◆東八拳(東京都台東区浅草) “踊るがごとく勝負する江戸の華” 狐は庄屋に勝ち、庄屋は猟師に勝ち、猟師は狐に勝つ。なんだ単純なじゃんけんではないかと思われるが、さにあらず。これを両者息を合わせてテンポよく、三拳連取して初めて一本勝つという工夫によって、読み合いと戦略が生まれる。火事にも喧嘩にもまさる江戸の華。 ◆ごいた(石川県鳳珠郡能登町宇出津) “その魅力に取り憑かれると駒が離せない” 明治初期から石川県能登町宇出津にのみ伝わってきた伝承遊戯の粋「ごいた」。日本のゲームには珍しい、ペアで互いの意志が通じ合った時の面白さは他のゲームに代えがたい。いつまでもプレーしていたくなる危ない遊び。 ◆モザイク(岐阜県多治見市) “ゲームシステムと伝統技術の出会い” 昔から有名な伝統の焼き物技術と、巧みなゲームシステムがここ多治見で出会った。伝統の技術は新たな用途に向かって広がり、面白くて深いゲームシステムは美麗なコンポーネントを得て深みを増す。新たに生れ出た郷土のゲーム。 ◆カロム(滋賀県彦根市) “彦根の巧みな技の結晶” おそらく明治期に海外から伝わり、なぜか彦根で熟成して定着し、長く愛され遊ばれ続けた高度なおはじき。狙いや弾き方の正確さのみならず、互いの駒の位置関係から巧みな作戦を生み出す、技術と頭脳のゲーム。 ◆盤双六(京都府ほか) “千年の歴史の重み” 飛鳥時代に日本に伝わり、千年の間、人々を熱中させた和風バックギャモン「盤双六」。二個の賽を交互に振って十五個の自分の駒を進め、全て自陣に戻す。このとき互いの駒の道行が交差することで戦略とドラマが生まれる。 ◆かりうち(奈良県) “出土した日本古代のゲーム” 二面賽を四つ振って自分の駒四つを上りにもっていく、日本古代の回り双六。時代は思い切り飛ぶが、四枚の金将を振って将棋盤の外周を回る振り将棋のよう。長い長い年月、土の下に埋もれていた「かりうち」で遊ぶと、古代人の心が分かるかも。 ◆安来拳(島根県安来市) “伝統の遊びが今よみがえる” 安来節をうたい、そして拳を打つ。音曲と遊戯が結びついたこの祝祭の遊びが廃れるのは、大事な日本の文化の喪失だ。しばらく遊ばれていなかったこの貴重な遊びが、今まさに有志の手で蘇ろうとしている。その歴史的瞬間に立ち会おう。 ◆ウンスンカルタ(熊本県人吉市) “ポルトガル伝来の龍が大活躍” 世界でも珍しい8人トリックテイキングゲーム。かつて九州の人吉では球磨川の両岸の民が酒宴を賭けて一晩中遊んだとか。刺した・踏んだ・追ったの駆け引きも面白いこの遊びが、何と戦国時代末期にポルトガルからの伝来したとは驚きだ。 ◆島札(沖縄県うるま市具志川) “江戸時代の技法を今に残す” 沖縄の具志川にのみ伝わる、江戸時代のルールを今に伝えるメクリ技法。札はとても見やすく、ルールはシンプルかつ花札の基礎中の基礎なので分かりやすい。3人はもちろん4人でも遊べるのは魅力。