Bench Work Tatenui

木工の世界で活動を続けている「Bench Work Tatneui」が 木からインスピレーションを受けボードゲームの制作を始めました。 デジタル化が進み、あらゆるものが効率よく整えられていく時代。 その中で、予定通りには進まない時間や、人と向き合う中で生まれる“揺らぎ”に、あらためて価値を見出したいと考えました。 一作目は、日本の木工技術「組手」をモチーフにした対戦型ボードゲームです。 状況は常に変化し、思い通りには進みません。 その中で、何を選び、どう受け止め、どのように次の一手を紡ぐのか。 ゲームの中の体験を通して、“想定外に向き合う感覚”そのものを楽しんでいただけます。 同じ空間を共有し、同じ時間を過ごすこと。その中で生まれる思考と対話を感じてほしいです。 まだ完成途上の作品ですが、だからこそ立ち上がりの瞬間を、共に感じていただければ幸いです。

木工の「組手」は、なぜ対戦カードゲームになったのか?
2026/9/28 10:45
ブログ

木工の技術のひとつである「組手」。

 

実はとても多くの種類があり、その形も実にさまざまです。

眺めているだけでも、「どうしてこんな形になっているんだろう?」と、つい見入ってしまう面白さがあります。

 

そして、名前もまた独特です。

 

音だけで聞くと「???」となるような名前でも、漢字で見たり、その由来や意味を知ったりすると、

 

「なるほど、そういうことか!」

 

と急に腑に落ちる。

 

組手には、木工技術としての機能だけでなく、形や名前、仕組みそのものにも奥深い魅力があります。

 

そしてもうひとつ、組手のおもしろいところがあります。

 

ひとつひとつは小さな接合の技術ですが、それらが組み合わさることで、家具や建築のような、より大きな構造をつくることができます。

 

「組むことで強くなる」

「どの組み合わせを選ぶかで構造が変わる」

 

この性質は、もしかするとゲームと相性がいいのではないか。

 

そんなところから、『Yurumee』というゲームの制作が始まりました。

 

ゲームの舞台として考えたのは、さまざまな組手で技を競い合う「技術選手権」。

 

プレイヤーはそれぞれ異なる特徴を持つ組手のキャラクターを集め、組み合わせ、相手と戦います。

 

うまく組み上がれば強くなる。

けれど、組んだからこそ狙われることもある。

 

どこまで組むか。

誰を残すか。

いつ攻めるか。

 

そこへ道具や気象による思わぬ出来事も加わり、毎回少しずつ違った展開が生まれます。

 

木工や組手に興味のある方には、元になった技術や名前も楽しんでもらえると思います。

 

もちろん、木工をまったく知らなくても大丈夫です。

 

まずはひとつの対戦カードゲームとして、

組み上げる楽しさ、戦略を考える面白さ、そして予定通りにはいかないハラハラした展開を楽しんでもらえたら嬉しいです。


『Yurumee』
2人用|15~45分|5,000円(税込)
ゲームマーケット2026秋[両日/E-39]
 

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