みすたーあんどみせすげーむず

【最新作】
お絵かき系協力ゲーム『ドッターコネクター』販売予定!
【アークライト・ゲーム賞2025 優秀賞 受賞!】
音で"すべて”を伝える協力パーティーゲーム『パッシャバ!』 在庫僅少ですが持ち込み予定です

【ドッターコネクター】ドーナツ・浮き輪・フリスビー問題【開発ウラ話】
2025/11/19 22:54
ブログ

こんにちは!みすたーあんどみせすげーむず です。

~ 2025秋 新作お絵かき協力ゲーム『ドッターコネクター』開発ウラ話 ~
今回のゲーム開発に当たっての、作者SURIMI夫婦のこだわりポイントメモを数回に分けてブログにまとめて行こうと思います。
最終回は、『ドッターコネクター』のシステムへのこだわり編です。

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https://gamemarket.jp/game/186270

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◆「絵が下手な人が悪目立ちしないゲーム」を作りたい

お絵描き系のゲームを作るとなったとき、作者が取り組みたいと思った課題のひとつ。
「"画伯"がいなくても盛り上がるゲームにする」ことでした。
今回ここでいう"画伯"は、絵がうまいという意味も、独特な絵を描くという意味も含みます。

お絵かきゲームというと、どうしても「絵が得意じゃない人の絵を見て笑う」ことになりがちです。
それも盛り上がりのひとつですが、人によっては苦痛だったり、逆に簡単すぎて面白くなかったりするかもしれません。
なので今回は、だれでも盛り上がれる形にしたいと思っていました。

・個人の絵の上手さがそのまま勝敗に影響しない
・下手でも恥をかかない
・失敗しても安心できる
・なんなら絵が上手でもうまくいかない

そんな環境を作るために、点つなぎパズルを作るところをゲームにすることで
点しか描けない」 というルールを採用しました。

◆ 点しか描けないと、人は特徴を探し始める

そもそも、点のみで100%の情報を伝えることは不可能だと思っています。
そのためこのゲームでは、プレイヤーの意識が
“絵を描く” ことから “特徴を伝える” に自然と切り替わります。
たとえば、一番の特徴の部分だけを重点的に描いてみたり、
動きのあるものなら点を散らしたり、機械的なものなら左右対称を意識したり。
その抽象化が、推理ゲームとしての面白さにつながったと思っています。

◆ 安心して失敗できる「クソゲー」を目指す

もうひとつの工夫が 出題者を2人にしたこと。
1人だと「伝わらなかったのは自分のせい?」という心理的負担が生まれやすいですが、2人なら責任は分散されます。
失敗しても、それは問題がムズイとか、2人の意思疎通が難しかったとか、
点の数が14個じゃ足りないとか、線のつなぎ方がかみ合わなかったとか
そんなルールのゲーム側のせいだよね!うまくいったらすごいよね!と笑ってもらえればいいなと思っています。
全然伝わらなくて「クソゲーだ!」と笑われるなら、この作戦は成功です(笑)

「点が足りない!」「点が余る!」と悪戦苦闘しながらどうにかこうにか伝えたり
相手が何を表現しようとしたか頑張って察したり。
絵心はもしかしたらあったほうがいいのかもしれないけど、そんなことより共感力が重要!
少ない点だけど頑張ればわからなそうでわかるかも!うまくいけば爽快!
そんなゲームになったと思います。

◆ ヒントグラフの導入:「ドーナツ・浮き輪・フリスビー問題」

初期案では点だけの絵で勝負するルールで、ヒントなどはありませんでした。
しかしテストプレイをしてきてぶつかった壁が、
「ドーナツ・浮き輪・フリスビー問題」です。(?)
この3つのように、点と線だけの絵で描くと「見た目ほぼ同じでは?違いなんて描き分けられないのでは?」というお題が出てきてしまったのです。

そこで導入したのが、大きさ/かたさ/動き のヒントグラフ。
絵では伝わらない情報を「短時間で」「誰でも簡単に表現できる形で」伝える方法として採用しました。
これにより、プレイヤーの推理モードがぐっと引き締まり、
正解したときの気持ちよさが一気に増したと思います。


◆ 『パッシャバ!』の経験からの改善点

最後に、前作の協力ワードゲーム『パッシャバ!』からの改善をいくつか。
『パッシャバ!』も手軽に遊べる協力ゲームとして自信作!ではありますが、
「出題を待つあいだ解答者がヒマ」
「難易度調整が難しい」
という課題を感じていました。

そこで今作では、
全員同時に問題作成(点を打つ) → ダウンタイム(出題待ち時間)の削減
お題を難易度別に用意 → 初心者も経験者も遊びやすい

という改善を入れています。

加えて、お題の英語併記でいろんな人が一緒に遊べる環境作りも目標に作成しました。
全てのお題も、ボードも英語併記になっているので、良かったら見てみてください!
 


◆ おわりに:勝敗より、盛り上がりと安心感

私たちのサークルは
「ボードゲーム初心者も経験者も一緒に楽しめる」
「友達同士で悪態つきながら笑って遊べる」
をモットーにゲーム制作をしています。

今回も、失敗したり負けたりしてもみんなでケラケラ笑って楽しめるゲームにしたいと思って作りました。
点と点がつながる瞬間の気持ちよさも、全然伝わらないヘンテコ作品たちも、笑って楽しんでいただけたらとても嬉しいです。

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ゲームマーケット2025秋 新作
『ドッターコネクター』
プレイ人数:4~6人 / プレイ時間:15~30分/お絵描き協力パーティーゲーム
https://gamemarket.jp/game/186270

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