ころがるけだま

おやつは誰のもの!?ゆるふわおやつ争奪ボードゲーム



ゲームマーケット初出店&初制作
『けだまちゃんのおやつは300円まで!』

「300円けだマネー」でたくさんの「おやつ」をお買い物しよう!
知恵と運でライバルを出し抜き、いちばん遠足を楽しめるのは誰だ!?
…あれ?けだまちゃんが物欲しそうな目でこちらを見ているような…

運と駆け引きが交錯する、かわいくてちょっぴり理不尽なけだまちゃんワールドをお楽しみください✨

けだまちゃんボードゲーム制作記「アイディアが生まれるまで」
2025/9/5 20:28
ブログ

今年はボードゲームを作るぞ!
最近、お友達の家に遊びに行くときの私は
ボードゲームを持ってきては子供たちと遊んでくれる愉快な"お兄さん"
となることも多いんです。

そんなこともあってか、漠然と。
「今年はボードゲームを作ろう」と思い立ちました。

5~6月ごろから本格的に動き出して、進めて、奔走して……
ようやっと形になりそう!!というところまで来ました。
なので宣伝の意味も込めて
ちょくちょく過去の進捗など含めて書き綴っていくことにしました。

今年!ゲームマーケット2025秋に出るよ!!!!


何者?
申し遅れましてー、「龍神リウズ」と申します。
普段はゲームクリエイター応援chというYouTubeチャンネルで
ゲームを作るのって趣味で始めていいんだよ、ということを啓蒙しつつ
Unity初心者向けの動画を上げているVTuberです。

そう、普段はデジタルなゲームを作っております。
しかし根っこにあるのは「ゲーム文化が大好き」という気持ちです。
なのでもちろんアナログゲーム、ボードゲームも大好きです。

今回はその熱を形にしてみようと、
けだまちゃんを主人公にしたボードゲーム制作に挑戦しています。

\どうもー、作者でーす/ 

「けだまちゃんのおやつ300円まで」ってどんなゲーム?
遠足の日、おやつを忘れてしまったけだまちゃん。
そこで、みんなに「ちょうだい!」とおねだりを始めます。

けだまちゃんの気分に合ったおやつは、
あっという間に食べられてしまう。
残ったおやつの合計金額が一番高い人が勝ち、という
遠足おやつ争奪戦です。

ルールをひとことで言うなら――
「300円けだマネーでおやつを買い、けだまちゃんに食べつくされないように守り抜く」
そんなゲームになっています。


アイディアの初期構築
さて、まだ何にもない状態スタートです。
とは言え、
私には「けだまちゃん」というかわいいかわいい相棒がおります。

いままで数多のけだまちゃんゲームを公開してきましたし、
ボードゲームでも当然けだまちゃんが主人公です。

なので最初に考えていたことは
「けだまちゃん」「2~4,5人でプレイ」「運が3、知力2、発想力5」
と言った程度の内容でGPTくんと相談していました。
発想力5って、結構パッションよりのゲームを作ろうとしていたんですねぇ…

初期のイメージは人狼に近いものでした。
「けだまちゃんを満足させる組」と「いたずらっ子組」を秘匿した状態で、それぞれ勝利点を稼いでいく──そんな構想を描いていたのです。

今と全然違うね

けだまちゃんは自由である
結局、決まっているのは「けだまちゃんが主人公」という一点だけでしたね。
GPTとの相談も「けだまちゃん」の扱いをわかってもらうために奮闘しました

けだまちゃんは命令されるのは嫌い

けだまちゃんは気分で動く

故に!けだまちゃんはプレイヤーの意思で操作はできない

という事実のもと、誕生した言葉が
「けだまちゃんの気分」という、ワードなんですね。

これは現在作っている
「けだまちゃんのおやつは300円まで」にも活かされている要素だね

浮上したアイディアに
プレイヤーの誰かがけだまちゃん役をする
というのもあったけどこれはすぐに没にしたね。

\けだまちゃんの役は誰かが担えるものではない(過激派)/

けだまちゃんの役は誰かが担えるものではない(過激派)

 


モチーフの迷走
けだまちゃんをどう活躍させるか。最初はあれこれ迷いました。

「発明家たちに満足させてもらうけだまちゃん」
「ゴッドけだまちゃん」
「迷子のけだまちゃん」
「ごっこ遊びのけだまちゃん」

とにかく最初はたくさん「〇〇けだまちゃん」を出して
そこから検討しました。
そして一番かわいくなるイメージが見えたのが
「おやつパーティーとけだまちゃん」という単語でした。

そこから自然につながったのが、遠足で定番のあのフレーズ――
「おやつは300円まで」

もしこの時に「お菓子パーティー」という言葉が浮かんでいたら
このフレーズには結びつかなかったと思うんだよね。
アイディアって、ラッキーの積み重ねだよ、本当に。

形になり始めた手応え
「おやつパーティー」もとい「おやつは300円まで」というフレーズが出てからは、一気にまとまりました。

プレイヤーは300円以内におやつセットを作る

人狼要素は削除し、
プレゼンなどのパッション要素もなくしてシステマチックに進める

けだまちゃんの気分によってせっかく作ったおやつを食べられちゃう

この時点で、すでに
現在の『けだまちゃんのおやつは300円まで』の骨格が見えてきていましたね。
そこからさらに「じゃあ、その気分は何で決まるんだろう?」と
考えを掘り下げてネタを詰めていった感じだね。

最終的にたどり着いたのは――
けだまちゃんが今食べたいものが“しょっぱい系”なら、その系統を持っているプレイヤーのおやつが食べられてしまう!
……という仕組み。

けだまちゃんの気分を読んでおやつを守り抜け!
というコンセプトに収まったわけだ。

思い返してみれば
最初は「パッション系なボードゲームになるかなぁ」って思っていたんだよね、
なにせ、けだまちゃん本人も多分そっちのほうが好きだからね

でも、いざ形が見えてくると――
出来上がったのは結局私好みのゲーム。塩梅でいうと「知力7:運3」くらいの割合かな。

やっぱりね、
私がルールを考えるとどうしてもこうなってしまいがちなのかな。
今までデジタルの方で作ってきたけだまちゃんゲームも、
だいたいそんなバランスでしたからね。

まとめ
次回はこのアイディアをモックアップにするぞ!したぞ!
というところを記事にする予定です。
お楽しみに。

こうして振り返ってみると、
アイディアが形になっていく過程は、
迷走もあり、偶然のラッキーもありでしたが。

よくよく、よくよく分析すれば
「けだまちゃんらしさ」という軸があったから決めやすかった
というのは往々にしてあると思います。

気がつけば「おやつは300円まで」という誰もが知っているフレーズに結びつけられて、私自身かなりルールには満足しています。

次回は、このアイディアをモックアップにしたときのお話
――実際に形にして遊べる状態にした過程を書いていく予定です。
どうぞお楽しみに。