空葉堂(KUYODO)

こんにちは! 空葉堂(KUYODO)と申します。

ふだんは東京都新宿区で空葉堂書店という本屋さん運営等をしております。ゲームマーケット2025春では『黙談-Silentalk-を、販売させていただきます。協力ゲームで、コミュニケーション制限系で、150以上のパズルミッションが楽しめます。出展は5/17(土)のみ、ブース番号は【土-P10】です。皆さまとお会いできますことを楽しみにしております☺️

ルールブックの「ここ見て!」なところ👀 / The ‘Look Here!’ Spots in the Rulebook 👀
2025/5/5 12:54
ブログ

すれ違うって楽しー‼️ 新感覚すぎる協力パーティゲーム『黙談 -Silentalk-』です🌸
ゲームマーケット2025春にてを販売いたします。
* For the English version of this article, please see The ‘Look Here!’ Spots in the Rulebook 👀

出展は5/17(土)【P-10】、
「空葉堂(KUYODO)」ブースにてお待ちしております🤗

 取り置き予約を受付中です。 

『黙談 -Silentalk-』の取り置き予約を、ゲームマーケット2025春に向け開始いたしました。
予約特価もございます。取り置き予約フォームよりご予約ください。

👉 黙談のご紹介
話せない🤫ジェスチャーも禁止🤗自分のパズルを解く🧩ピースを贈る🎁——という協力ゲームがなぜか笑えて楽しい🍀

👉 奉行問題と黙談
奉行を引き受ける瞬間、もしくは譲り手放すその瞬間がとってもドラマチックなシーンとなる、それが『黙談』

👉 ミッション順と難易度
易しい難度のミッションから徐々に解いていくことで、チームメイト同士の絆が深まっていく

👉 ポリオミノって何!?
計算や理詰めだけでなく〈閃き〉が必要であるという事態は、……アナログゲームにもってこい

 ルールブックをご覧いただけます。 

さて、これまで非公開でした『黙談 -Silentalk-』のルールブックをご覧いただけるようになりました。
👉 『黙談 -Silentalk-』ルールブック
👉 ‘Silentalk’ rules (English)

 

以下では、『黙談 -Silentalk-』独自のルールブックでの記述をご紹介いたします。

 ルール説明 

木製ピースを渡されたプレイヤーはそれを拒否できませんが、一旦受け取ったあと、同じプレイヤーに返す(渡す)ことはできます。

これは黙談中のルールを説明した箇所の一部です。
黙談中にできること、あるいはできないことを詳細に記述しました。
黙談は遊び始めてしまうと単純なルールと感じますが、そのわりにはルール説明を細かく書いています。これは初めて遊ぶ場合、黙談がいざ始まると「話せない」というルールがあるゆえに、声を出してルール確認することが憚れると思われたためです。
なお、黙談をどんな風に遊ぶかは、本ページ下部にありますYouTubeで遊ぶ様子をご覧いただけると直感的かと思います☺️
 

 参考時間 

参考時間より早くミッションをクリアすることもありますが、急いでパズルを解く必要はありません。黙談はタイムアタックとしてスピードを競うゲームではないからです。ミッションクリアのときに参考時間を過ぎていてもまったく問題ありません。時間の許す限り黙談を楽しんでみてください。一方で、この参考時間が過ぎる前にミッションを諦めたくなる衝動を抑えてください。パズルに関する思わぬ組み合わせ方を発見したり、自分や他のプレイヤーのファインプレイによって突然にミッションクリアへと至ることが、よくあるためです。

『黙談 -Silentalk-』には全部で180種のミッションが収録されていますが、ミッションごとに「参考時間 Guideline Time」を表記しました。
実際には、1分以内に終わるミッションもありますが、30分以上かかっても構わないと想定されたミッションもあります。「目標時間」や「想定時間」という言葉を採用しなかったのは、表記時間よりも時間がかかったときに、ネガティブな気持ちを感じて欲しくなかったためです。あくまで「参考」の時間です。楽しめればそれでいいのです。「じゃあそれぞれのミッションに時間を表記する必要はないんじゃないの?」という意見も、黙談制作チーム内では出ましたが、例えば「これから30分以上かかるかもしれない」と事前にわかっていれば、遊び始めるか始めないか、あるいはトイレに行っておいた方がいいかどうかなどの目安になると思ったため表記することにしました。さまざまな言葉を検討した結果、「参考時間 Guideline Time」というフレーズを採用しました。
 

 感想を聞き合う 

善意からの示唆:パズルを解く力(組み合わせのパターン理解など)と、他プレイヤーに影響する力(導く、従う、気遣うなど)と、そしてちょっとした運とがうまくブレンドされたとき、黙談のミッションはクリアへと促されます。易しいはずのミッションが予想外に困難な高い壁として立ちはだかることもあれば、高難度のミッションが驚くほど容易にクリアできる場合もあります。ミッションクリア後の感想の聞き合いを大切にしてください。そして、いろいろなアクシデントを楽しんでください。

これは「難易度について」というコラム欄に書いた内容です。
「善意からの示唆」という表現は、2019年に主要ゲーム賞三冠達成の『ザ・クルー』というゲームのルールブックの書き方を参考にさせていただきました。
ところでこの箇所を書くにあたって大変に悩んだことは、「ミッションのあとに感想を聞き合う時間を、遊んでいただく皆さんにどのようにお勧めするのが適当か?」ということでした。必ずしも感想を聞き合う必要はありません。ゲームのテンポ感を悪化させます(例えば『ディクシット』でターン毎に選んだカードの理由を聞くことがもしルールになってしまうとヤキモキするのに似ています)。実際、黙談でもゲームのルール説明の項目では「ミッションクリアの後は、必要ならば、黙談中のできごとについて感想を聞き合ってから、次のミッションへ進みます。」と「必要ならば」を明記しました。ただ、特にミッション難度が上がってくるとメンバー同士の感想を聞き合った方が次のミッションに向けて楽しさが増えていくことがテストプレイを重ねた結果わかっていました。
「感想を聞き合う」という表現も慎重に選びました。「ふりかえり」とか「シェアリング(共有)」とかいう言葉は、どこか教育や学習めいていて好みません。ボードゲームで遊ぶことはコンサマトリーな行為だと考えるからです(詳細は黙談公式ページ)。英語では“feel free to listen to each other's experiences about what happened during Silentalk”と書いています。
 

これらの表記によって『黙談 -Silentalk-』を楽しく遊んでいただけることに本当につながっているのか。自分たちが今の力で作ることのできるプロダクトとして、最後はエイヤとリリースさせていただきました。
どうかお手にとって遊んでみていただけると嬉しいです☺️

繰り返しとなりますが、ゲームマーケット2025春では、『黙談 -Silentalk-』を販売いたします。
出展は5/17(土)【P-10】、「空葉堂(KUYODO)」ブースにてお待ちしております🌸

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