盤上遊戯製作所(びーじーえむ)

CN2050~脱炭素ボードゲーム~

¥3,000

知っておきたい!おうちで出来る脱炭素!!

ゲーム概要

  • 気候変動に怯える20XX年から、未来を変えるべく私たちは一緒にタイムマシーンに乗り込んだ...
  • 2022年から2050年までをタイムマシンで移動しながら、CO2をなるべく出さないアクションを選び取って、地球のCO2ポイントチップを取り除こう!
  • プレーヤーが協力し、2050年のゴールにたどり着く前に、地球上のCO2ポイントをゼロに出来ていたらミッション達成☆
プレイ人数 1〜6人 プレイ時間20〜30分
対象年齢8歳〜 価格3,000円
発売時期2022秋 予約 不可
ゲームデザイン遠山彬彦(Dig-A-Doo) イラスト・DTPたかみまこと

ゲーム詳細

※この物語はフィクションです。20XX年の本当の未来がどうなっているかの一例を想像して書きました。
※CN2050に登場するアクションと削減効果、測定条件はゲームに付属する「CN2050解説書」を確認してください。

 

==STORY==
 

20XX年、また歴代最高気温を突破した夏
「日本は決して嘘をついたわけではありません」と環境大臣は各国へ向けて演説している

 

今日は豪雨シェルターにいなくても大丈夫そうだ、と

横になって目を閉じたけど、セミの声は記憶の中でだけ響いてる
 

小さい頃キライだったあの野菜も今では大好きになれた

けれど、もう日本で露地栽培は難しい

新婚旅行で行ったあの南の島は一昨年とうとう海に沈んだし

日本でも海岸近くの家々は高台への引っ越しが進められている

シロクマは絵本の中の存在になり、その他多くの動植物も保護施設にしかいない

 

「はぁ、最後に食べたサンマ、ウナギと同じ値段だったな・・・」

どうして、こんな地球になっちゃったんだろう

 

終わりまで、もうそう長くない人生

あの頃に戻れるとしたら・・・

 

美味しいものがまだたくさんあった地球

多くの人が海岸線に住む場所を追われたりしなかった地球

日本に四季があった地球

 

2022年の地球に戻りたいなぁ

 

思えば2022年よりもずいぶん前から環境問題って騒がれてて

ゴミの分別をしたり、プラスチック製品を使わないようにしたり

環境配慮に関する法律も色々出来て、企業も個人も努力してた

 

はずなのに

 

日々にもっと出来ることがあったのかな

暮らしの小さな配慮で、20XX年の今を少しでも変えることが出来たのかな

本当に環境に配慮した生活って結局どんなだったのかな

今からじゃ、もう間に合わないのかな

 

2022年の私に戻ってみよう

より環境に配慮した生活を選んでみよう!


町内の仲良し家族も集まって
20XX年を変えるため、私たちは「CN2050」の箱を開いた

 

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びゅーん

 

 

〇ゲームの準備
①設備投資チップ
目隠しシートをコの字に折って、箱を開けた状態で蓋を下にして重ねたら
箱の側面が重なる部分に目隠しシートの端を差し込んで屋根のようにします。

この中に設備投資チップを、文字の側を上にしてバラバラといれておきましょう!

 

②おうちシート

8枚のおうちシートを1人1枚配りましょう。


自分の職業を確認します。

設備投資チップを箱から中を見ないように1つ取り、自分のおうちボードに置きましょう。

③アースボード

【CO2収支ゲージ】
ボードを開き、ゲージの矢印チップを、人数に応じた位置に配置します。

また、みんなの設備投資チップに書かれた合計数をゲージから減らします。
【タイムマシーンゴマ】
組み立てて、アースボードのSTARTラインをまたぐように置きましょう。

【CO2ポイントチップ】

初期状態20個を地球の上に置きます


 

④CN(カーボンニュートラル)カードと目隠しカード、災害カード

災害カードを1枚引いて、CNカードに入れてよく切ります。

切ったカードの一番上に「目隠しカード」を置きます。


スタートプレーヤーを決めたら、ミッション開始です☆

〇ターンで起こること

手番のプレーヤーはCNカードを下から2枚引く。
書かれたアクションのうち「よりCO2排出を抑える、または削減できる」と思うものを選びます。
どっちがCO2減らせるかな?
    ↓選んだカードをひっくり返すと
「CO2ポイントの増減」「実際に削減できる又は輩出してしまうCO2の量(参考値でゲームには影響しません)」と「タイムポイント」が書かれています。


・「CO2ポイントの増減」分、地球上のCO2ポイントチップを増減しましょう。

・「タイムポイント」分、タイムマシンゴマを右回りに進めて、たどり着いた場所の指示に従いましょう。

 

☆アースボードのマス

普通のマス・・・何も起こらない

設備投資マス・・・設備投資チップを1つもらえる(書かれた数字分CO2収支ゲージを減らす)

工場マス・・・CO2収支ゲージを1増やす
植林マス・・・①止まった時はCO2収支ゲージを2減らす

       ②止まったり通過したときは”CO2モニタリング”を行う

 

”CO2モニタリング”

①CO2収支ゲージの指している数字分、CO2ポイントチップを地球に増減する

②ゲージの黄色い【!】エリアに矢印があった場合、CNカードの山に「災害カード」を1枚足す

 

<!>CNカードを引いたら災害カードが出た

災害が発生しました!!
災害には「人的被害」と「物的被害」の2種類があります。
人的被害は職業により、被害があったりなかったりします。被害は次のターンがお休みで、タイムマシンだけが1つ進みます。

物的被害では「災害チップ」をコイントスして「災害」の絵柄が出てしまった人だけ自分のおうちシートから「設備投資チップ」を1つ失い、

それにより「CO2収支ゲージ」が失った設備投資チップの数字分増えてしまいます。

 

このようにして、2050年(STARTライン)までたどり着いた時に
地球上にCO2ポイントが無ければミッション達成です☆



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≪注目すべきポイント≫

このゲームは、法政大学川久保研究室による
CO2削減効果および発生量についての数値提供をいただいており、

現時点での正しい情報をもとに
「おうちで出来る脱炭素アクション」や「設備投資」について学ぶことが出来るツールです。

 

テーマとソースはかなりお堅い感じではありますが、
ミッション達成に向けて「どっちがよりCO2を出さないか、減らせるか」を真剣に悩んだり、

急な「災害カードの出現」「災害チップのコイントスによる被害の回避」など
ワクワクや驚きを盛り込みました。


一方で、「CO2収支ゲージ」があまりよくない状況の時には災害カードが足され、

災害の起こりやすい状況に近づいているというリアリティにも沿った
絶妙なゲームバランスを持っています。

 

このゲームで伝えたいのは

CNカードに書かれているCO2を削減出来るアクションを、全員が全力で行おう!

というアピールではありません。
 

「乾燥器のおかげで洗濯干しの手間から解放されて、本当に役立っているのに!」

「冬に食器洗いを水でするなんてありえない。」という意見もあると思います。
 

でも、「その代わりに『エアコンの設定温度を1℃下げよう(上げよう)」とか

「電気をこまめに消そう」とか「温水洗浄便座の蓋を閉めよう」といった

自分の生活に合った
暮らしの中で出来る脱炭素を見つけられるツールでもあるのです。

 

設備投資は、ゲーム内ではすごろくのマス次第でチップが手に入りますが

実際にはお金や設置工事などの負担が少なからずあります。

すぐには難しくても、検討材料にも上がらない状況は望ましくありません。

 

出来ることから。

このゲームがそのきっかけになれば幸いです。

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