株式会社プログマ @PurogumaGames
「リレー漫画!~編集者の無茶ぶりを添えて~」
サイコロで決まる「編集者の無茶ぶり」に従いながら、ページを描きつないで漫画を完成させるゲームです。
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- 【リレー漫画!】解説漫画を解説する
- こんにちは、株式会社プログマです。前回の記事では『リレー漫画!〜編集者の無茶ぶりを添えて〜』が生まれたきっかけと、目指した体験について書きました。今回は、前回の最後にさらっと登場した副読本『解説漫画!〜編集者の無茶ぶりを添えて〜』について、なぜ作ったのか、どうやって作ったのかを書いてみたいと思います。 ▼前回記事:【リレー漫画!】このゲームが生まれたきっかけと目指した体験 ▼ゲームの詳細はこちら:※ルールブックと副読本を公開中です。https://prgm.co.jp/games/relay-manga/ テストプレイの反応テストプレイには2回参加して、たくさんのフィードバックをいただくことができました。特にうれしかった出来事として、これだけはこの場で書いておきたいのですが、うれしいその1:ゲームの名前を言った瞬間に「なにそれ。絶対楽しいやつじゃないですか!」と反応してくれた人がいたこと。テストプレイ開始時のインストでガチガチに緊張しているタイミングでそのような声掛けをいただき、とても嬉しくなり緊張が解けたのと同時に「やはりこのようなゲームが刺さる層はいるんだ!」と勇気を貰えました。うれしいその2:娘が描いた説明書の挿絵をみて「ゲームの内容とマッチしてて良いですね。漫画の作画例とかも娘さんに描いてもらっては?」と言ってもらえたこと。純粋に娘の絵を褒めてもらえて嬉しかった(親バカ)というのもありますが、表情や体などの漫画の描き方サンプルを用意するという発想があまりなかったので、それは良いかもなという気付きにもつながりました。 その他にも沢山の意見をいただき参考になる内容ばかりだったのですが、予想通りというか「人を選びそう」という声は、やはり出ました。絵を描くことが嫌いな人・描いた絵を人に見せることを嫌がる人は一定数いる漫画を描きなれていない人にとって、いきなり紙を渡されるのはハードルが高いのではないかなど。 それに対してどんな工夫が考えられるかについても色々アイデアをいただきました。4コマ漫画の1コマずつ描くようにする白紙ではなく、最初からコマ割りされた紙を用意する絵がうまい人と下手な人の差がなくなる仕組みを入れる→利き手では無いほうで描く・制限時間をすごく短くする・丸や四角など基本図形のみを組み合わせて描くなどの工夫を凝らしているゲームが存在することも教えてもらいました。など。 間口を広げることのトレードオフテストプレイでいただいた意見を組み込めば、経験や画力の差が縮まり、間口を広げることができそうに思えました。実際、縛りルールで画力差をなくすアプローチを採用しているゲームがあることも教えていただき、浅学にして知らなかったので「なるほど、そういう手があるのか」と素直に感心しました。ただ、そうすることで本来このゲームが刺さる層(一番遊んでほしい人たち)の遊びの幅も狭めることになってしまわないかも気がかりでした。これは、どちらが良いかという問題でもなく、自分がどうしたいかという決断の問題だと思いました。かなり悩んだのですが、最終的にルールはあまり変えない不安な人が手に取れる「漫画の描き方のサンプル本」を副読本として用意するという方針を採用しました。 サンプル本のアイデアについては、テストプレイでいただいた「漫画の作画例とかも娘さんに描いてもらっては?」という言葉が大きかったです。その後、せっかくなら副読本自体を漫画形式にして、その漫画が「編集者の無茶ぶり」に従っている構造にしたら面白いのでは?と考え、今の形に落ち着きました。(実際にやってみたら無茶苦茶大変だったわけですが......) 副読本の内容で気を付けたこと作成に当たり、以下の点は意識しました。 参考にする・しないは自由というスタンス遊ぶ人に「この本の通りにしないといけない」と感じさせることは避けたいと思いました。描き方に悩んだ人の手引きになる一方で、自由に描きたい人を邪魔するものになってはいけません。(前回のブログでお話しした「バカ交換漫画」の体験から、漫画のお約束に縛られず自由に描かれた「野性味のある漫画」からしか得られない栄養素というものもあるというのが持論です) 「ちょっとの手間」で漫画的な表現ができるTips集私はそれなりに世の中の漫画を読み込んでいるほうだと思っていますが、いざ自分で描くとなると「あれ、ここでキャラの驚いた(泣いた・笑った)表情描きたいんだけどうまく表現できないなあ」みたいなことが多々ありました。そのようなときのために「簡単なひと手間で漫画的な表現ができるコツ」を拾い上げて紹介する内容にしました。あくまでこのゲームを遊ぶ上での「攻略本」という位置づけのため、画力を上げるとか地道な努力を必要としない「知っているだけで使える」という点を重視しています。同じ理由で、このゲームとは関係ない工程(ペン入れ、トーン・ベタなど)についての記述もバッサリ省略しています。 読み物としてちゃんと面白いこと副読本の内容を参考にする・しないに関わらず読み物として面白くなるように心がけました。普段何気なく読んでいる漫画にはこんな技法が凝らされているのか!ということがわかる知的好奇心が刺激されるような内容になっていると思います。デスゲームテンプレ導入からの意外な展開や漫画あるあるなネタもいろいろ仕込みました。楽しんで読んでもらえたら嬉しいです。 制作過程解説漫画はClipStudioで作成しました。 まず私(そふとくりー虫)がネームを作成。自由帳に下描きとセリフをひたすら描きまくって、家族に意見をもらいながら修正を繰り返しました。 次にClipStudioでコマ割り・吹き出しを入れる。これも私の担当です。ClipStudioは私も娘も使ったことがなかったので、まず私が使い方を習得して、娘に教えつつ作業を進めるという手探りの工程でした。 そして、娘(雨泥)が清書。私の雑な下描きを見せつつ「ここの表情は生暖かく見守る感じの笑顔で描いてみて」「このキャラは他の絵と画風変えて」など、いろいろと無茶振りしてしまったような気もしますが、期待以上の出来栄えで仕上げてもらえました! 制作過程: おわりにここまで読んでくださった方、ありがとうございます。気になった方は、ぜひゲームマーケット2026春で手に取ってみてください。
- 2026/5/2 18:33
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- 【リレー漫画!】このゲームが生まれたきっかけと目指した体験
- こんにちは、株式会社プログマです。ゲームマーケット2026春にて『リレー漫画!〜編集者の無茶ぶりを添えて〜』を出展します。今回は、このゲームが生まれたきっかけと、目指した体験について書いてみたいと思います。 ▼ゲームの詳細はこちら:※ルールブックと副読本を公開中です。https://prgm.co.jp/games/relay-manga/ このゲームが生まれたきっかけこのゲームの基本的なアイデアは、とよ田みのるさんの『これ描いて死ね』という漫画を読んでいるときに浮かびました。ネタバレになるので詳しくは書きませんが、その漫画の中でリレー漫画を描いているシーンがありました。登場人物たちがわいわい漫画を描きながらストーリー展開に突っ込みを入れたりしている様子が、それはもう楽しそうで、そして懐かしくもなりました。私も小学生のころ近所の仲が良い友達と、よく交換漫画を描いて遊んでいました。小学生男子が描く漫画なので画力は落書きレベル。話の内容も、何の脈絡もなくう〇こが降ってきたり、突然大爆発が起きて「完」の文字で終了したりと、アホみたいな内容でした。あー、そういえばしばらくこういう遊びやってなかったなあ。あれ楽しかったよなあ。またやりたいなあ。と考えたのがこのゲームを作り始めたきっかけです。 家族を巻き込むまだこの時点ではゲムマに出すとかはあまり考えておらず、家族と一緒に遊ぶためのゲームとして作り始めました。妻も娘も漫画は大好きです。絵を描くのも好きで、集まっていると自然発生的にお絵かき大会や絵しりとりが始まったりする人たちなので、素養もばっちりです。ただそれだけに、初回に微妙なものをお出ししたら「普通のお絵かきで充分楽しいよね?」となって次からは遊んでくれない危険性もあります。慎重に事を運ぶ必要があります。作戦を練って以下のルールを定めました。 原稿を人数分用意してみんなで一斉に描く方式とする誰かが描いている間に待ち時間発生 → なんか暇だな。絵でも描くか → そちらに熱中してゲーム中断 → (BAD END)のルートを回避する狙い 「編集者の無茶ぶりロール」のルールを追加「なんでもいいから漫画描いてね」と白紙を渡される → え、そんなこと言われても何描けばいいの?...... → (BAD END) → じゃああのゲームのこのキャラ描くね!→ そちらに熱中してゲーム中断 → (BAD END)のルートを回避する狙い※ヘンな展開を無理やりねじ込むことで、子供のころ自分が楽しかった「バカ交換漫画」の体験を再現したかったという狙いもありました。 ドキドキしながら家族に遊んでもらいましたが、工夫の甲斐があり、家族には大好評。娘たちのほうから「リレー漫画やろう」と誘ってくれるまでになり、持病の腰痛も治りました!→ (HAPPY END) テストプレイ会に臨む何度か家族と遊んでいるうちに、これはゲムマに出してみるのもありではないか?という考えが頭をもたげます。が、ここで一度冷静になる必要があります。確かに家族には好評だったのですが、そもそもこの人たちは紙と鉛筆を渡して何かを描かせているだけでも幸せな人種。テストプレイヤーとして、この上なく向いている(「楽しんで付き合ってくれるか」という観点で)のと同時に、この上なく向いていない(「万人が楽しめるゲームなのかを評価してくれるか」という観点で)のです。客観的に評価してくれる人を求め、外部のテストプレイ会に参加してみることにしました。 外部にもっていくにあたり、ひとつ(だけではないのだけど)不安がありました。私が目指している体験を一言でまとめると「みんなでわいわいと、おバカなリレー漫画を楽しむ」です。「みんなでわいわい」は「リラックスした・何を描いても許される空気感(心理的な安全性が高い状態)」と言い換えることもできそうです。家族という心理的に安全な場では楽しく遊べている。でも、それ以外の場ではどうだろう?私は割と人見知りで気を使うタイプなのですが、自分基準で考えたときに初対面同士が集まる場で「なんでもいいから漫画のタイトル考えて?」と言われたら「え、どんなタイトルだと面白くなるだろう?この場にいる誰でも描けそうなお題はなんだろう?」と、ぐるぐる考えてしまいそうです。そこで、タイトルの決め方にも仕掛けを入れてみました。 みんなでキーワードを出し合い、代表者がそれを組み合わせてタイトルを作る方式です。自然とめちゃくちゃなタイトルが生まれますが、それはキーワードを出した全員の責任。「面白いことを言わなきゃ」という心理的負担が軽減されるのではと考えました。また、タイトル決めの過程がちょっとしたアイスブレイクにもなって、リラックスした空気で漫画を描き始めてもらえないだろうか。そんな効果も狙いました。 ルールも整え、ドキドキしながらテストプレイ会に申し込みます。持っていくルールブックの挿絵(AIで作った絵)の出来栄えがいまいちなのを私が気にしていたら、娘がさらっと挿絵を描いてくれました。(ありがとう、ありがとう!......)そのようにして、2度のテストプレイ(*1)を経て、結論から言えば解説漫画を描くことを決めました(え?)ちょっと長くなってしまったので詳しい話は別エントリーに書きます。▼続きの記事を書きました:【リレー漫画!】解説漫画を解説する *1) EJPゲームスさん主催の「EJPボドゲテストプレイ会」と、まさみね堂さん主催の「東北ボードゲームテストプレイ会」に参加させていただきました。改めましてありがとうございます! 娘に描いてもらった挿絵:
- 2026/5/1 17:37
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- 『リレー漫画!』のルールブックと副読本を公開しました
- 「リレー漫画!〜編集者の無茶ぶりを添えて〜」のルールブックと副読本をWebで公開しました。▼どんなゲーム?サイコロを振って決まる「編集者の無茶ぶり」に従い、全員で原稿を回しながら漫画を描きつなぐパーティゲームです。ルールブック・付録・副読本はすべて以下のページからご覧いただけます。 https://prgm.co.jp/games/relay-manga/ ▼ルールブックルールブック本編と、2種類のロール表(キーワード/編集者の無茶ぶり)の3点で構成されています。 ▼副読本「解説漫画!~編集者の無茶ぶりをそえて~」一般的な漫画入門書ではなく、あくまでこのゲームの「攻略本」という位置づけのものです。画力の向上を目指すというよりは、画力据え置きで漫画っぽく見せることを目指す、意識低い系の解説漫画です。読み物としても楽しめるような構成となっていますので、ぜひ気軽に読んでみてください! 5/24(日)チャック横丁 日曜-横16 でお待ちしています!
- 2026/4/26 8:09
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