Sparkler Game Studio

ゲームマーケット2026秋ありがとうございました。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

=====活動履歴=====
【2026秋】
頒布:「噛まじゅに注文!Vol.1~4」頒布 両日F021(1卓・試遊あり)

【制作背景01】注文が苦手/消えゆく注文
2026/10/6 16:22
ブログ

今回は「噛まじゅに注文!」の制作背景に関わる裏話を2つ
Sparkler Game Studio 広報室からお届けいたします。
 

①注文が苦手

子どもの頃からお店での口頭注文が苦手。
噛んだら…聞こえなかったら…伝わらなかったら…品切れしてたら…

周りの人は、なんでスラスラと注文できるんだろう。
なんで緊張しないんだろう…子どもの頃から私はそう感じていました。

 

世の中には「注文が苦手な人」がいます。
このゲームはそんな人のため、少しでも助けになれるよう作られた、という背景があります。

「えっ、ほんのちょっと喋るだけの注文が苦手とかあるん?」と
思われた方がいらっしゃるかもしれません。
そう思われた方はコミュニケーション能力が高いのだと思います。

信じられないかもしれませんが、その「ほんのちょっと喋る」のが
”苦手・辛い・しんどい”ために、お店を敬遠する人もいらっしゃいます。

注文の疑似体験をゲームで行うことが、実際の注文の練習になります。
少しずつ注文が長くなり、やがて非現実的な長さの注文をゲームで行う経験が、
「あのゲームで、もっと長い注文をしたんだから大丈夫」
という自信に繋がり、新しい1歩になればと願っています。


②消えゆく注文

急な質問ですが、皆様が”口頭で”最後に注文したのは、いつでしたか?

ご存じの通り、文化・文明が発達した結果、
人件費の削減を理由に、今や注文はスマホやタッチパネルに。
一言も喋ることなく商品が手元に届く。そんな時代になりました。

スマホやタッチパネルでの注文が理解できず口頭で注文したい高齢者と、
人件費を少しでも削って調理に集中したいお店側との悲しい軋轢も話題になっています。


家族や友達以外との、
生活に密着した「他者との繋がり・コミュニケーション」である注文は
今後も文化の発達によって徐々に消えていくだろうと開発者は考えています。

 

数十年後、私達の注文は、果たしてどうなっているのでしょうか。
口頭注文が残るのは、おそらく高級レストランのようなサービスに、
二郎のような特殊なトッピング注文や、機械を導入しない昔ながらの個人経営料理店…

間違いが生じにくいうえに人件費が抑えられるタッチパネルやスマホ注文は
この先も広まっていきますが、本当にそれは良い事だけなのでしょうか。
何か大切なものまでカットしてしまっているのではないでしょうか。

 

「昔はこうやって言葉で注文してたのよ」「少ない言葉のやりとりだけど、
そこには思いやりがあったんだよ」と言える機会が、
せめてゲームという形で少しでも後世に残りますように。

 

 

イラスト:いらすとや 様