秘湯ぽかぽか工房

「温泉を楽しく!」がモットーです。♨️温泉×ボードゲームを目指し、新作ボドゲ「♨️温泉これくたぁず!」を #ゲームマーケット2026春 に出展予定です。温泉ソムリエマスターのデュナミス 、温泉ソムリエのムシぴ、素人代表の3人でゆる〜く仲良く温泉に入っています。

温泉ソムリエは諸刃の剣の資格である
2026/4/16 18:30
ブログ

こんにちは。

温泉ソムリエマスターのデュナミスです。

 

今日は私も持っている「温泉ソムリエ」という資格の話をしていきたいと思います。

 

一般に資格といえば、国家資格民間資格に分かれます。

国家資格は根拠になる法律があって、民間資格は根拠になっている法律がないものです。

 

温泉ソムリエ」は当たり前ですが、民間資格に分類されます。

 

温泉ソムリエ協会という団体が資格を発行しています。

 

【参考】温泉ソムリエ協会HP⇩

https://onsen-s.com/

 

さて、私も自己紹介などで「温泉ソムリエです」なんていうわけですが、それを言うと十中八九こう返ってきます。

 

温泉に詳しいの?どこの温泉がおすすめ?

 

この質問、温泉ソムリエにとって激ムズの質問なので、やめてください笑

 

どの温泉にも良いところがあって、どの温泉にも人によって合う合わないがあります。

 

例えば、水虫で困っている人には、「酸性泉が水虫に適応症があるから、草津温泉とかおすすめですよ」なんて返せるわけです。

他にも入りたい気分とかその日の体調、コンディションによっておすすめできる温泉は変わってくるので、そのことに関することを質問させていただきます。

 

そうすると、だいたい「じゃあいいわ」って面倒くさがられます。

 

そんな話は置いておいて。

 

じゃあ次に多い質問は何かというと、

「温泉ソムリエを取って、何ができるの?」

と言われます。

 

今日はこっちの話。

 

温泉ソムリエは民間資格なので、法的根拠がなく、独占業務もありません。

 

例えば、行政書士や社会保険労務士(社労士さん)であれば、それぞれの分野において書類の提出代行を業として行うことが独占業務として認められています。

 

じゃあ、なんで取ったの?

 

ええ、趣味です。あとは会話のネタになればと思って。

 

薄い動機ですよね。

ほったらかし温泉の溶存物質(ガス性のものを除く)並みに薄い動機ですすみません。

これ、温泉ソムリエギャグです。

温泉ソムリエの世界だったら笑ってくれる人がいるでしょう。きっと。

 

温泉ソムリエなんて、約4時間の講義を座って、寝ずに聞けば誰でも取れます

取ろうと思えば小学生でも取れます。

 

これはギャグじゃなくて、実際に私が温泉ソムリエを取得した講座に小学生がいました。

マジで。しかもちゃんと温泉ソムリエに認定されていました。

 

でも、講座を4時間寝ずに受けて、晴れて温泉ソムリエとなったわけですが、私はこの講座を受けてからどう温泉と向き合うかの方がよっぽど大事に思えます。

 

温泉ソムリエのために資格勉強をするのではない。

温泉ソムリエを取ったから終わりのない資格勉強が始まったのだと

 

実際、温泉ソムリエの講義では400ページを超える鈍器みたいな教科書を渡されます。

 

こんな400ページ以上もある教科書を全部暗記している人なんていないんですけど。

というか、大事なことはこの教科書の135ページあたりまでです。

それ以降は温泉の同人誌です。

 

この135ページの間に大事な話がかなり書かれています。

でも、温泉ソムリエの講座は4時間しかありません。

135ページ全ての話ができるでしょうか?

いいえ、できません。

 

なので、ここで2種類に分かれます。

「温泉ソムリエ」という称号だけ手にして教科書はもう開かない人。

そして「温泉ソムリエ」の教科書を読み返しながら温泉に入る人。

 

前者の方が圧倒的に多いです。

 

ただ私は後者でした。

 

温泉ソムリエの講義を受けたあと、電車の中で教科書を読み返し、温泉に入っては教科書を読み返し、友達と温泉ソムリエの話になっては教科書を読み返し、と教科書を読み返しまくって、温泉ソムリエになった後に温泉の知識を身につけました。

 

別に私が教科書が好きで、本が好きで読んでいる訳ではありません。

 

温泉ソムリエを取得すると、あるものが読めるようになります。

 

それが「温泉分析書」です。

 

温泉分析書とは、必ず温泉利用者が見える場所に掲示しなければならない、温泉のプロフィールのようなものです。

↑こんなやつです。

ちなみにこの温泉分析書は私の大好きな温泉「テルメ小川」(東京都小平市小川町にあります)の温泉分析書です。

 

そこには、この温泉には〇〇という成分が△△mg/kg入っていますよ〜とかって書いている訳です。

 

これを読むことによって、湯の傾向を知ることができます。

 

もちろん、温泉は生き物であり、日々温泉成分は変化しているので、細かい数値自体は当てにならないですが、大枠として、大体この成分がこのくらい入っているんだなぁと頭に入れてから温泉に入ることができる訳です。

 

この温泉分析書を読むのに先ほど出てきた温泉ソムリエの教科書が必要です。

 

規定値が◻︎◻︎mg/kgで、この温泉には〇〇という成分が△△mg/kg入っていたから、これは⭐︎⭐︎泉だなと分かってきます。

 

これがわかると、泉質は泉質別適応症と紐づいているので、この温泉にはこういう適応症(効能みたいなもの。「効能」は薬事法の言葉なので温泉に使うと違法なので、環境省管轄の温泉は「適応症」と使うのが正しい)があるんだなぁとなってきます。

 

そのためには、温泉分析書を読んで、教科書と照らし合わせて、湯の傾向を掴んで、入って実際の湯と比べて、また温泉分析書と教科書を見返して……と温泉に入るたびに繰り返していきます。

 

これぞ温泉分析書の1000本ノック

 

私は温泉分析書を見ることで、大体の湯の傾向を掴むことができるようになりました。

 

でも、これをしていくと、ある罠に陥るのです。

 

泉質がたくさんあった方がいい湯なんじゃね?

「単純温泉はクソでは?」

 

泉質を見つけるゲームをしている間に、そんな思考が癖づいてしまうようになりました。

 

でも、温泉ソムリエの家元である遠間さんは言います。

「どんな温泉にも良いところがある。温泉の良いところを見つけるのが温泉ソムリエの考え方

 

確かに。

成分が多い方が強いなんて誰が決めたのでしょう?

 

成分が強いと確かに適応症も強いですが、裏返すと刺激が強くて入る人を選びます。

最悪、鉱毒みたいになって入れないなんてこともあり得るでしょう。

 

成分が優しいからこそ、誰でも入れる、湯当たりしない湯な訳です。

 

だから、状況によって、感じ方によって、「気持ちいい湯」は変わるのです。

 

体調がすぐれない日に成分の強い温泉に入ったって余計に体調を崩すだけです。

 

そんな当たり前なことを思い出させてくれたのも温泉ソムリエ仲間の私の友人でした。

 

でも、穿った見方をするのであれば、これは基準値を満たしていない、これは加水されているから薄まっている、これは掛け流しじゃないから新鮮じゃない、これはこの成分が入っていないから……

 

確かにそういう見方もできます。

 

あくまで温泉分析書は数値なのです。

 

数値をどう解釈するかは人間次第なのです。

 

でも、数値なので、いいようにも悪いようにも解釈できてしまいます。

 

こんなこと知らなければ、普通に気持ちいい湯として温泉に入れたのに、数値のことが頭の中にあって、知識が邪魔をしている……なんてことたくさんあります。

 

数値なので、悪いところ探しや穿った見方をすればできてしまいます。

 

これが「温泉ソムリエは諸刃の剣」と思ったきっかけでした。

 

どの資格や勉強にも言えると思います。

勉強したからこそ見えてくる世界が。

 

でもその世界は必ずしも良いものではありません。

 

見えてくるのは数値だったりデータだったり科学的に分析された何かだったりします。

 

それをどう解釈するかは、その数値を理解する人の考え1つで180度言い方が変わります。

 

だからこそ、

 

温泉に詳しいの?どこの温泉がおすすめ?

 

この質問、温泉ソムリエにとって激ムズの質問なので、やめてください。

 

どの温泉にも良いところがあって、どの温泉にも人によって合う合わないがあります。

 

私は、あなたに合う温泉、一緒に探します。

 

ちなみに、私や友人が入った温泉の泉質を集めて、温泉分析書を1分で読むYouTube動画を配信しています。

 

温泉ソムリエマスターはこんな感じで温泉分析書を読むんだなといった参考にしてください。

https://www.youtube.com/channel/UCe8XZDpsws6IsHU5HNA7Lng

 

温泉ソムリエマスター

デュナミス

 

こんな温泉ソムリエマスターの作ったボードゲームが、ゲームマーケット2026春に頒布されます。

 

その名も「♨️温泉これくたぁず!」

https://gamemarket.jp/game/187754

「温泉ソムリエマスター」が監修した、温泉の泉質を覚えてそろえる、“新感覚”神経衰弱型ゲームです。

 

実際に日本にある温泉を題材に、お題通りの泉質を一番早くそろえて温泉カードをゲット!5枚ゲットしたら勝利!

 

ルールは簡単で、誰でも遊べて、温泉のコトについて学べる、温泉旅館でプレイしたいゲームNo.1(当社比)。

 

早速、温泉にでも浸かって、風呂上がりにプレイしましょう!!!

 

詳細はこちらから。

https://gamemarket.jp/game/187754

 

 

秘湯ぽかぽか工房とは

 

【概要】

秘湯ぽかぽか工房とは、「温泉を楽しく!」がモットーです。温泉×ボードゲームを目指し、新作ボドゲ「温泉これくたぁず!」を #ゲームマーケット2026春 に出展予定です。温泉ソムリエマスターのデュナミス、温泉ソムリエのムシぴ、素人代表の3人でゆる〜く仲良く温泉に入っています。

 

【ゲームマーケット出展の概要】

出展場所:【両日M-35】

ゲームマーケット公式HP:https://gamemarket.jp/game/187754

ボードゲームベア:https://www.bear.cool/board-game/goods/43233/info

YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCe8XZDpsws6IsHU5HNA7Lng

 

【お問合せ】

HP:https://hitopokapoka.wixsite.com/my-site

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