UNPOT Game Lab

UNPOT Game Lab 初作品「インポスターパーティー」

「インポスターパーティ」ールールブック公開
2025/11/13 17:43
ブログ

インポスターパーティー説明書

mukai 作

〜60秒間の正体隠匿 × 推理ゲーム〜

基本情報

  • プレイ人数:3〜8人
  • プレイ時間:約5分
  • 対象年齢:10歳以上

ストーリー

私たちは、ある組織に所属するエージェント。
各自がボスから与えられた「指令」に従って任務を遂行中…。
しかし、この中に指令を受けていない裏切り者「インポスター」が紛れ込んでいるという情報が!
周囲を観察し、不自然な行動をしている者を見抜け。
正体を隠しきれ、あるいは見破れ。
これは、60秒間の正体隠匿 × 推理ゲーム!

セット内容

  • 指令カード × 80枚
  • インポスターカード × 1枚
  • エージェントリーダータイル × 1枚
  • 砂時計 × 1個
  • サマリーカード × 8枚
  • ルール説明書 × 1枚

ゲームの目的

エージェント:自分の「指令カード」に従って演技し、不自然な動きをしているインポスターを見抜こう。
インポスター:指令がない中、周囲を観察して自然に演技し、自分の正体を隠しきれ。

ゲームの準備

エージェントリーダーを決める

ゲーム開始前に、じゃんけんや話し合いなどで「エージェントリーダー」を1人決定し、「エージェントリーダータイル」を渡します。

ゲームで使うカードの準備

プレイ人数に応じて、以下のカードを準備します。
指令カード:指令カードの山をよく混ぜ、プレイヤーの人数−1枚を裏向きのまま引きます。
インポスターカード:1枚
例:4人プレイ → 指令カード3枚 + インポスターカード1枚 = 計4枚

カードを配る

準備した指令カードとインポスターカードを裏向きにしてよく混ぜ、各プレイヤーに1枚ずつ配ります。
各プレイヤーは配られたカードの内容を確認し、自分の前に裏向きで置きます。他のプレイヤーには見せないようにします。
残った指令カードはテーブルの脇に山にして置いてください。
サマリーカードを各プレイヤーに1枚ずつ配ります。

ゲームの進め方

ゲームは、以下の順番で進みます。
A. パーティータイム
B. 投票タイム
C. 勝敗判定

A. パーティータイム

エージェントリーダーが「スタート!」の合図で砂時計を倒したらパーティータイムの始まりです。
砂が落ちきる60秒以内で、プレイヤーは自由に発言やジェスチャーを行います。
「指令カード」を配られたプレイヤーはエージェントとして、「インポスターカード」を配られたプレイヤーはインポスターとして行動します。

エージェント:自分の指令カードに書かれた行動を仲間にうまく伝えつつ、仲間がどんな指令カードを持っているか予想しよう。
インポスター:指令がないため、怪しまれないように自然に振る舞いながら、エージェントがどんな指令カードを持っているか予想しよう。

<指令カードの例>
・肘をついて話す
・外国の話をする
・誰かの目をじっと見る
・名前を何度も呼ぶ

B. 投票タイム

砂時計が落ちきったらパーティータイムは終わり、投票タイムに移ります。
エージェントリーダーは、各プレイヤーのカードを裏向きのまま集めます。

プレイ人数が5人以下の場合は、合計6枚になるように指令カードを山札から追加します。
(例:4人プレイ → カード4枚 + 指令カード2枚追加 = 合計6枚)
プレイ人数が6人以上のときは追加カードは不要です。
集めたカードを裏向きのままよく混ぜ、表向きで全員が見えるように公開します。

投票先を決める

公開された指令カードを見たうえで、誰がインポスターかを推理し、投票します。
エージェントのプレイヤーは、インポスター(どの指令も行っていない)だと思うプレイヤーを決めます。
インポスターのプレイヤーは、エージェントの中でもっとも指令を行っていなそうなプレイヤーを決めます。

投票する相手を決めたプレイヤーは、人差し指を立てて準備完了の合図をします。
全員が指を立てたら、「せーの!」でいっせいに投票先を指差します。
※投票前のプレイヤー同士の相談は禁止です。

インポスター容疑者の宣言

各プレイヤーの投票先を数え、もっとも多く投票されたプレイヤーはインポスター容疑者となります。
インポスター容疑者になったプレイヤーは、以下のいずれかを正直に宣言します:
・「私はインポスターです」
・「私はエージェントです」

容疑者の正体判定

インポスターだった:
エージェントは見事インポスターを見抜いた!しかしまだ勝利ではない。逆転タイムへ。

エージェントだった:
エージェントはインポスターを誤認してしまった!インポスターの勝利。

逆転タイム(インポスターを見抜いた場合)

インポスターであることがバレてしまっても、逆転のチャンスがあります。
インポスターは、それぞれのプレイヤーがどの指令カードを最初に持っていたかを予想し、各プレイヤーに指令カードを配りなおします。

カードを配り終えたら、各プレイヤーは受け取った指令カードを持ち、「せーの!」で正解か不正解かを教えます。
・正解 → 指令カードを裏向きで置く
・不正解 → 指令カードを表向きで置く
全員の指令を見破り、すべてのカードが裏向きになればインポスターの逆転勝利です!
1枚でも表向きのまま残れば、エージェントの勝利です。

勝敗のまとめ

状況勝者
エージェントが最多票を集めたインポスター(誤認)
インポスターが最多票を集め、指令カード予想成功インポスター(逆転成功)
インポスターが最多票を集め、予想にミスありエージェント(逆転失敗)

最多票が複数人いた場合

もっとも多く投票されたプレイヤーが複数人いた場合、エージェントリーダーの投票先がそのいずれかの容疑者ならば、その人がインポスター容疑者になります。

もっとも多く投票されたプレイヤーにエージェントリーダーが投票していなかった場合、エージェントリーダーは最多票のプレイヤーの中から1人を選び容疑者とします。
例:投票で最多票がBenとLilyだった。リーダーのMiaはどちらにも投票していなかったため、BenとLilyのうちMiaがLilyを選びLilyが容疑者となった。

遊び方のヒント

  • エージェントは指令カードを無視すると怪しまれてインポスターの容疑がかかりやすくなるかもしれない。できるだけ自分の指令を他プレイヤーに伝えるようにしよう。
  • エージェントは指令カード以外の行動もうまく紛れ込ませてパーティーを賑やかにしよう。仲間のエージェントが指令をやりやすくなるかも?
  • インポスターはがんばって指令があるフリをしよう。急に立ち上がったり、いきなり好きな食べ物の話をしたりしてパーティーをかく乱し、エージェント同士が仲間を探しづらくするのも効果的だ。
  • インポスターは逆転勝利のためにも、エージェントにどんな指令カードが配られたか予想しよう。

上級ルール

慣れてきたらチャレンジしてみよう。

平和ルール
〜インポスターは最初からいなかったかもしれない〜

ゲームで使うカードの準備

1. プレイ人数に応じて、以下のカードを準備します。
指令カード:指令カードの山をよく混ぜ、以下の枚数を裏向きのまま引きます。
・5人プレイ以下 → 指令カード5枚
・6人プレイ以上 → プレイヤーの人数と同じ枚数の指令カード
インポスターカード:1枚
例1:4人プレイ → 指令カード5枚 + インポスターカード1枚 = 計6枚
例2:6人プレイ → 指令カード6枚 + インポスターカード1枚 = 計7枚

カードを配る

準備した指令カードとインポスターカードを裏向きにしてよく混ぜ、各プレイヤーに1枚ずつ配ります。
各プレイヤーは配られたカードの内容を確認し、自分の前に裏向きで置きます。他のプレイヤーには見せないようにします。
配られなかった指令カードはテーブルの中央に「未使用カード」として裏向きのまま置いてください。

残った指令カードはテーブルの脇に山にして置いてください。

ゲームの進め方

A. パーティータイム:基本ルールと同じです。
B. 投票タイム:未使用カードを含むすべてのカードを裏向きのまま集めます。
集めたカードを裏向きのままよく混ぜ、表向きで全員が見えるように公開します。

投票先を決める

基本ルールと同じです。ただし「インポスターカードが配られたプレイヤーがいない」と思った場合は、投票先として天井を指差します。

天井を指したプレイヤーが過半数だった場合:
・だれもインポスターではなかった → エージェントたちは、見事インポスターがいないことを見抜いた!エージェントの勝利。
・プレイヤーの中にインポスターがいた → エージェントはインポスターを見逃してしまった!インポスターの勝利。

ダブル指令カードルール
〜指令カード2枚持ちでプレイ〜

ゲームで使うカードの準備

1. プレイ人数に応じて、以下のカードを準備します。
・指令カード:指令カードの山をよく混ぜ、(プレイヤーの人数×2)− 1枚を裏向きのまま引きます。
・インポスターカード:1枚
例1:3人プレイ → 指令カード5枚 + インポスターカード1枚 = 計6枚
例2:4人プレイ → 指令カード7枚 + インポスターカード1枚 = 計8枚

カードを配る

準備した指令カードとインポスターカードを裏向きにしてよく混ぜ、各プレイヤーに2枚ずつ配ります。
各プレイヤーは配られたカードの内容を確認し、自分の前に裏向きで置きます。他のプレイヤーには見せないようにします。
残った指令カードはテーブルの脇に山にして置いてください。

※インポスターにも指令カードが1枚配られます。

ゲームの進め方

通常ルールと同じです。

逆転タイム(インポスターを見抜いた場合)

インポスターは、それぞれのプレイヤーがどの指令カードを最初に持っていたかを予想し、各プレイヤーに2枚ずつ指令カードを配りなおします。

遊び方のヒント:
インポスターは指令カードを1枚持っている。うまく使ってエージェントのふりをしよう。

予約はこちら! 

YouTube