茶々屋

【扇舞】新感覚の和風ソリティア(複数人プレイ可)。全部出し切ると扇子が描かれます。数を使ったゲームが好きな方や、ナンプレなどの数理パズル好きに届けたい、やり込み要素満載のミッション型カードゲームです!【その他】「マカロン型HPスコアメーター」など、3Dプリンタ品も少し出します!

初出展者が不利と言われたから、私は場をつくった。
2025/10/21 22:18
ブログ

こんにちは。茶々屋のちゃちゃと申します。

私は今回、自身が初出展者でありながら、
「初出展者のためのDiscord(通称:初出展者のお茶会、以下“お茶会”)」というコミュニティを立ち上げました。

お茶会は現在、初出展者:準初出展者(経験浅め):サポーター=約4:1:2の割合で構成され、
立ち上げから2か月で100名を超える活発な場となっています。

このコミュニティを立ち上げたきっかけは、募集要項のときにも書いた通り、

・自分自身が初出展で不安だったこと
・2025春の開催時に「初出展者は不利では?」という声が上がったこと

が理由です。

今回も似た話題を見かけたため、
未熟者ながら、お茶会を運営していて感じたことを、少し記してみます。

初めに申し上げますと、この記事は特定の誰かを否定するものではなく、
今回の初出展者、頑張っていますよ!!!!という記事になります。

 

1.初出展者は不利なのか
2.経験者は上なのか
3.初出展者の強み
4.おわりに

 


1. 初出展者は不利なのか

正直に言えば、不利な面はあります。

ボードゲーム制作は、企画・デザイン・製造・広報・販売など、
本来なら複数人で行う作業を、個人や小規模チームでこなす世界です。

お茶会ではこれまでに、一般的な質問が50件以上、個別の相談も20件以上寄せられています。
それだけ「分からないことが多い」ということでもあります。

ただ、それを共有し合い、助け合っているのがお茶会です。
分からないことをそのままにせず、学んで行動する人が多いのが印象的です。


2.経験者は上なのか

この点は、正直人によると思います。

自分の好きなゲームを作られた方や、日々お世話になっている方々には心から尊敬しています。
ただ、そうした「実際に関わりを持った方」以外については、
いわば“知らないご年配の方”に対するような、距離を置いた尊敬に近い感覚かもしれません。

基本的には、「社会を築かれた方々」という敬意はありつつも、
やはり人となりや姿勢次第で印象は大きく変わると思っています。

経験者が上だから偉い、という構図ではなく、
支えてくださる方が偉いと感じています。

お茶会のサポーターの皆様は、私からお願いしたわけではなく、
全員が「自らサポーターを名乗り出てくださった方々」です。
本当に親切で温かい方ばかりで、
初出展者側も、その気持ちに応えようと懸命に努力しています。


3.初出展者の強み

1作品目というのは、自分にとって「どうしても出したい」と思えるきっかけがないと始められません。

私自身、現在2作品目を構想中ですが、
それは1作品目をより多くの方に楽しんでもらいたいという気持ちから生まれたものです。
もしこの2作品目が最初の企画だったなら、出展まで頑張れたかどうか、正直分かりません。

だからこそ、初出展の作品には強い思い入れと熱量がこもっている
時間をかけて真剣に向き合っている方が多い印象です。

お茶会では、すでに20作品以上のルール添削やテキストチェックが行われています。
そうして磨かれていく作品は、もはや“初作品”という枠を超えた力を持ち始めています。


4.おわりに

結局のところ、経験者も初出展者もピンキリです。
一人ひとりに得意分野があり、苦手もあり、
お互いが補い合うのがコミュニティというものだと思います。

今回あえてこの話題に触れたのは、
「今回の初出展者たちは、サポーターの方々の助言を受けながら、本気で学び、努力している」
ということを伝えたかったからです。

どうか、温かく見守っていただけますと、幸いです。

そして最後に、お茶会で日々支えてくださっている皆様へ、心より感謝の意を申し上げます。