花札のキタミ堂

キタミ堂では変わり種の花札を製作しています。

花見で、月見で、そして「雪見で一杯」‼︎ 【2年目の花札】
2024/4/16 20:30
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こいこいの出来役に

「花見で一杯」と「月見で一杯」という役があります。

 

・花見で一杯 (5点) = 桜に幕 + 菊に盃

・月見で一杯 (5点) = 芒に月 + 菊に盃

これらは、たった2枚の札で5点を獲得できるため重宝される役ですが、

加えて「雪見で一杯」という出来役もありますので、今回ご紹介します!


雪見で一杯 (5点) = 雪花に兎+ 菊に盃

江戸時代、雪の名所は数多くあり、

隅田川、不忍池、飛鳥山や愛宕山などの丘が身近な雪見の名所として存在しましたが、

わざわざ外に出掛けなくとも炬燵に入って庭に積もった雪を眺めながら雪見酒を楽しむのも、

また風情があって良いとされました。

葛飾北斎 富嶽三十六景 礫川雪ノ旦

二階の開け放たれた座敷から、雪見の宴を楽しむ人々が見えます

(参照:アダチ伝統木版画技術保存財団)

 

「雪見で一杯」はそんな江戸時代の風情が反映された出来役となっています。


「雪見で一杯」の役が出来る札『雪花に兎』は、

2年目の花かるた「竹に雀」に収録されてます。

 

※ 2年目の花かるた「竹に雀」は4/28(日)にて数量限定での販売となります!

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